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ミルメークは名古屋の薬屋さんが作った

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(写真上から)最初に行ってしまった工場、名古屋営業本部、ミルメーク、アポ無し取材の我々にとても親切にしてくださったミルメーク発明者の大島裕会長(左)と大島一郎社長

牛乳にパラパラ入れるだけでコーヒー牛乳やイチゴ牛乳が簡単にできちゃう、給食でおなじみ「ミルメーク」。その製造元である「大島食品工業株式会社」は名古屋市内にある。

という情報をゲットしたBit取材班が向かったのは、登記上の本社がある名古屋市昭和区折戸町。タバコ屋のおばあちゃんや通りすがりの人などに聞きまくって到着した「本社」は、かなりのどかな佇まい。本当にミルメークの会社なのか不安になり、インターホンで訊ねてみると、中から人が出てきてこういった。
「確かにミルメーク作ってますよ。でもここは工場だから……」
そしてまた家の中に戻ると、今度はおじいちゃんを連れて戻ってきた。

なんとこの方が、ミルメーク発案者であり、大島食品工業会長である大島裕さん(83歳)なのだった。

大島会長の話によると、実際の本社機能は守山区の営業本部にあるらしい。そこには社長とたくさんの社員もいるし、せっかくだから訊ねてみればいい、車で連れてってあげましょう、とおっしゃる。最初は悪いので辞退したのだが「私の車は暖房つきだけど(笑)、良かったら」と会長が親切に言ってくださったので同乗させていただくことにした。

会長自ら運転する車の中でミルメークのことを訊ねると、
「もともとうちはふりかけを作っていたんですよ。一人用の小袋に入ったふりかけを初めて作ったのはうちでね。そのあと”原価は今の3分の1で冷蔵庫に入れなくても固まるプリンを考えて欲しい”と学校の先生から頼まれて、甘いものもやるようになって。常温でも固まるプリンなんて薬屋の私にとってはカンタンでしたよ。カラギーナンを入れると常温でもちゃんと固まるんです」とのこと。なんと、大島会長は薬剤師だったのだという。言われてみると、確かにミルメークの袋ってちょっと薬っぽい。
「で、そのあと、脱脂粉乳はおいしくなくて子どもたちが飲まないから何とかしてほしいと学校の先生に頼まれて作ったのがミルメークです」

そんな経緯で昭和42年に生まれたミルメークは、たちまち子どもたちの間で大人気に。平成5年には市販用のミルメークも発売され、学校給食から遠く離れた我々大人でも楽しめるようになった。

今ではコーヒー、ココア、いちご、バナナ、メロン、抹茶きなこなど味も豊富なミルメーク。パック牛乳用に液体タイプも登場している。家に帰って私が子どもの頃にはなかった「抹茶きなこ」を飲んでみたが、和カフェで出てくる抹茶系ドリンクのように甘さ控えめでおいしかった。

ちなみに、冷蔵庫がなくても固まるプリンの素は今でもちゃんと大島食品の商品として販売されている。(エキサイトニュース編集部みと)
問い合わせ先:大島食品工業株式会社 名古屋営業本部 TEL 052-795-0091

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2004年7月29日 00時00分

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