生まれて初めて有料トイレに入ってみた
利用した東京駅の有料トイレ外観とメダル
貧乏性の私は、有料トイレにまったく縁がなかった。お金を出してトイレに入るなんて、もったいないな〜って感じ。


ところが先日、東京駅構内に昨年できたばかりの「Kitchen Street」というレストラン街に行ったときのこと。食事後、レジ横に山盛りに積んであるメダルが気になったので、お店の人に聞いてみると、有料トイレ用のメダルだった。「Kitchen Street」内ショップのいずれかで食事をした場合には、タダでメダルがもらえるという。ついでに有料トイレが利用できるチャンス!

さっそく行ってみると、トイレの前には小さなブースがあり、受付嬢のような女性がいる。ちょっと入りにくい雰囲気……。そこへレストランを利用してない、メダルなしのおばさんがやってきたのだが、もちろんとめられてしまった。
するとおばさんはすかさず、「普通のトイレとどう違うの?」と質問。受付嬢からは「通常よりも掃除などがこまめにゆきとどいております」という模範的かつ、突っ込みどころ満載な答えが。

するとやはり、おばさんはそれだけでは納得できなかったらしく、ブツブツ文句を言いながら去っていってしまった。いつもだったらおばさん派の私だが、メダルを持っていたのでおばさんを横目にさっそく中へ。

さて、中はというと、公衆便所とは違って確かにきれい。デパートにあるトイレを想像してもらえたら、わかりやすいかもしれない。
ただし、広くはないし、豪華でもない。トイレ自体はウォシュレット機能付だけど、そこまで最新というわけでもない。うーん、わざわざ100円払ってまでは……と正直思ってしまったのだが。期待しすぎ? もちろんきれいなのは良いけれど、それだけなら有料だから当たり前な気が。

ちなみに、東京駅南口にあるチップ式有料トイレの子ども用は、機関車型で人気があるらしい。有料でもそれくらいのスペシャル感があると、また気分が違うんだろうな〜。


そしてつい最近、新聞で気になる記事を発見。秋葉原駅に有料の「ITトイレ」なるものができるらしいのだ。まだ詳しいことは決まってないようだが、タッチパネルの導入なども含め、最新のIT技術が可能な限り詰めこまれる予定だとか。アキバの珍名所になるのか?! これにはちょっと期待したい。(田辺 香)