アメリカではクッキー生地を生で食べる?
(上)ソーゼージかハムのようなクッキードウ(下)70歳のお年寄りでもこの調子。やけ喰いは口実のようなハッピー顔
5人分はありそうな大きなアイスクリームのパッケージに、ボウルに分けもせず、スプーンをそのまんま突っ込んで一気に食べてしまう。このやけ喰い光景は知っている人も多いと思う。


私もアメリカに来る前までは、やけ喰いでも「あ〜やって食べたらおいしいだろうな〜」なんていうことをチラッと思ったりもしたものだが、実際にこちらに来て発見したのは、アイスクリームだけが「やけ喰い」の代表的存在ではなかった、ということ。
クッキードウと呼ばれる「クッキー生地」をオーブンで焼きもせず、そのまんま食べてしまうというパターンもかなり多い。

このクッキー生地、日本のソーセージかハムのような形で冷蔵庫セクションで売られていて、そのまんま輪切りに切ってオーブンで焼くだけで、アツアツでちょっと柔らかめのクッキーを食べることができる。(ちなみにクッキー生地一本のカロリーは2340Kカロリーで、クッキー18枚分)

計量カップも必要なし、台所の片付けを心配することもなく、焼きたてクッキーを食べることができるのだが、やけ喰いパターンとしてはこれを「生」で食べるというところにあるわけで、このソーセージ状態のクッキー生地を半分に切り、その半分をスプーンですくって食べるのが一般的という。

「焼きもしないで生で食べるなんて〜、卵だって使われてるし、怖いな」という私の不安。クッキードウの会社のサイトをチェックしていたら「卵はドライの卵。
粉卵を使用しているので、生ということはないですが、焼かないで食べるのはお勧めしません」ということだったが、このクッキードウ、実はかなりアメリカでは人気があるアイスクリームのフレーバーの一つでもある。

アイスクリームにこのクッキー生地が混ぜてあるのだが、砂糖が溶けていないのでジャリジャリ感が口に広がる。う〜ん、私はファンにはなれません。やけ喰いもできません。(シカゴ/あらた)