大学生の間で流行のクラッチバッグを追った
ご協力してくれたのは成蹊大学の学生さん。小脇に抱えた姿が大学生らしい! で、やっぱりクラッチバッグってキャンパスに似合うかも。ちなみにこちらのクラッチバッグは480円で、カラーバリエーションも豊富だとか。だいたい平均的にどこの大学のも500円〜600円前後といったところらしい。
大学生の間で「クラッチバッグ」が流行っている。
だいぶ前に、そんなニュースをテレビでみて、へぇーと思った。

だって、私の大学時代にはそんなものなかったはず。(そこまで時代が違うとも思えないけど……?!)

念のため、クラッチバッグとは、紐などがついていない、抱えて持つタイプのバッグの総称だが、大学のクラッチバッグとは、ファッション業界のそれとはまた違う、それぞれの大学名のロゴが入ったナイロンやビニール製のバッグのこと。

そんな大学のクラッチバッグ、実際に使っている学生って意外と見かけないな〜と思っていたのだけど、先日初めて電車の中で持っている人を発見。「SHIRAYURI」というロゴ入りクラッチバッグを持った、ちょっとギャル風の女子だった。

そして一度目にすると、これが不思議なことによく目につくようになるもので(それだけ意識してるからだろうけど)、目白に行ったときには学習院と日本女子大の学生が黒、シルバー、ピンクなどカラフルなクラッチバッグを片手に闊歩していた。もちろん、大学が多い場所ではそれだけ持ってる率が高いものね。


それにしても、自分の大学名が入ってるなんて、ちょっと複雑な気がするのだけど、中には、自分の大学に限らず、友人や彼氏の大学のものをわざわざ持ったりするらしい。

でもって、現役大学生にクラッチバッグの長所と短所などについて聞いてみた。

すると、大学名はちら見せするくらいであれば気にならないし、可愛くて、大学生っぽさが良いという意見が。それに何より雨に濡れても大丈夫なうえ、図書館で借りた本が6冊も入るくらい、収納性もばっちりなんだとか。これはすごく重宝しそうかも。

逆に悪い点といえば、肩が凝る、手に汗をかきやすい、トイレのときが不便(←これわかる、わかる)といった感じ。


でもやっぱり、大学生時代にしか味わえないアイテムってとこが一番のポイントで、ひとつのファッションというか、大学生(短大生)というステイタス! って感じが強いんだろうな〜。私なんかもう今さら持つ機会もないし……。改めてそう思うと、こんどはちょっとした憧れのまなざしで眺めてみたりして。(田辺 香)