巷のB級ニュース“小”ネタを毎日配信!

0

カレーの「辛さ××倍」は何の基準か

「自称・辛いもの好き」のクセして、せいぜい「2〜3倍」「2〜3辛」止まりの自分は、まるで根性なしです。だって、翌日のトイレがこわいんですもの。

「焼肉一人前」「相撲の副賞1年分」「自販機ホット→コールド」に続き、基準調査シリーズ。今回は「カレーの辛さ××倍」を調べてみた。
「辛さ××倍」といっても、当然、カレー界の統一基準があるわけではなく、お店やメーカーごとの基準のはず。これはカレー粉や唐辛子の量で決まっているのか? あるいは、単なるイメージか。まず「辛さ70倍」がある、御茶ノ水の人気カレー専門店・エチオピアに聞いてみた。

「当店の辛さの基準は、トウガラシパウダーの量で決まっているんですよ」と担当者。量というと? と聞くと、さらにこんな答えが。
「トウガラシパウダーを入れたこしょう入れのような容器が厨房に置いてあり、1倍の辛さならこれを1回振る、0倍はまったく振らない、70倍なら70回振るという具合に、辛さは容器を振る回数でカウントします」
トウガラシを70回振り入れるさまは、壮絶です……。ちなみに、注文でいちばん多いのは0倍、1倍、2倍あたりで、次に多いのは10倍、15倍。だが、70倍も日に何食か出るそうで、常連の人はそれをペロリと平らげるのだとか。
 
では、江崎グリコのレトルトカレー「LEE」はどうなのか。
「LEE基準で、トウガラシとこしょうをメインとした香辛料の量によって決まっています」と広報担当者は言う。
もともとLEEは、昭和61年にレトルトカレーに参入しようとしたとき、男性をメインと考え、「辛さ」に着目した商品なのだとか。それまではレトルトカレーというと、甘口・中辛・辛口のみだったが、男性向けとして「基本・辛口」のカレーが誕生した。
「当時は辛さ1倍、5倍、10倍、20倍を出したんですが、1倍はなくなっています。やはり辛いほうが売れるからで、いちばん売れるのは10倍、次が20倍」(広報担当者)

現在は夏限定で、辛さ30倍に10倍相当の辛さ増強ソースをつけ、40倍に挑戦できる「赤いLEE辛さ×30倍」が出ている。これは、バーズアイ、ハバネロ、天鷹、益都という4種類のトウガラシを使用することで、段階を追って別々の辛さが出るようにし、最初から最後まで「辛さ、きっぱなし」なのだとか。

さらに、「××倍」ではなく「1辛、2辛……」で有名な「CoCo壱番屋」の基準も聞いてみた。
「注文の際に辛さを指定していただきますと、1辛から10辛に合わせ、辛さを調整するスパイス『とび辛スパイス』を練った『とび辛半ねり』をとび辛計量スプーンで量り、カレーソースに混ぜてご提供しております」(広報担当者)
 
その『とび辛スパイス』は店舗のテーブル上に置いてあり、自由に振りかけ好きな辛さで食べることもできるが、辛さを指定すると、練ってあるぶんスパイスを振りかけるよりもカレーソース全体に辛さが混じり、マイルドな辛さになるのだそうだ。
どこも意外にきっちり量をはかっている「辛さ××倍」。でも、食べる側はマヒするのか、チャレンジ精神からか、どんどん数字を上げなければいけない気がしてきませんか?(田幸和歌子)

2005年6月16日 00時00分

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!

注目の商品