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温めん・冷めんの値段が同じ店と違う店、どちらが親切か

夏に嬉しいさっぱり梅うどん。ちなみに、私の出身・長野では、「肉うどん」は豚でした。牛の地域もあるようですが、私は断然、豚派です

「焼肉」「自販機」「すもう」「カレー」ネタに続き、基準調査シリーズ。冷たいめんがうまい季節だが、家で作ると氷も水もたくさん使うし、手も冷たいし、「私が店だったら、同じ値段じゃ出せねえな」という気になる。手間がかかるわけだから、「冷」のほうが高くて当然、きちんと計算された値段に思える。それでも、あえて同じ値段で出す店のほうが親切なのだろうか。冷の値段は、どんな基準で決めているのか。

そばの名店「かんだやぶそば」は、せいろうもかけそばも同じ値段だが、理由をこう言う。
「冷たいほうは、ゆがいて冷やしてなので、確かに手間はかかりますよ。でも、あたたかいのは汁をあたためて器にはり、冷たいものは汁とっくりに入れ、火を使わないわけで、汁のとり方が違うわけです。当店では、基本的にお値段は『そば』でいくら、『汁』でいくらと、材料費で設定しているので、手間によって変わるわけではありません」

道頓堀のうどんの名店「今井」の場合も、きつねうどんと冷やしきつねうどんの値段が同じだが、
「あったかくても、冷たくても品物は一緒ですから、手間で値段が変わることはありませんよ。冷やしうどんや冷やしそばの場合は、違う出汁を使うので、50円ぐらいの差は出ますが」

こちらも「手間」ではなく「材料」による値段の差ということだ。

では、チェーン店はどうか。富士そば渋谷店に問い合わせると…。
「あたたかいのと冷たいの、値段をかえているところと同じところがありますね。というか、店舗で値段が違いますから」

え!? 初めて知りました! さらに、理由は
「仕入先もそれぞれ違うので、それらも加味して、本社がそれぞれの店舗の値段設定行なってます」

同じ質問を「飲食店の伝票」記事の回答者でゼッツコーポレーション代表・飲食店経営コンサルタントの渡邊宜昭さんにぶつけたところ、「単純に考えると、同じ価格のお店のほうが親切な気がする」としつつ、そもそも温と冷を「同じ麺」とくくることに問題があるのでは?というご指摘があった。温と冷は明らかに別の商品だから、というのがその理由だ。

また、別の観点として「季節商品」としての特性も挙げる。

「冷の商品は一般的に、季節商品の場合が多いですよね。季節商品は、通年商品と違って、その商品のため特別に材料の仕入れや仕込みが必要です。つまり、仕入れ価格が通常より高くなる可能性や在庫リスクもあるわけです。冷の方が若干高い値段設定になるのは、経営者としての自然な商売感覚では?」
温と冷。違うのは、温度だけではありませんでした。
(田幸和歌子)

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2005年6月28日 00時00分

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