ウサギを追いかけて酒のために走る?
これのためにがんばっているのだ
「ハッシュ ハウス ハリアーズ」というランニングクラブが、ここシカゴで最近注目を浴びている。1937年にマレーシアのランナーが「一人で走るんじゃつまんないし、寂しいじゃん」ってんで、ちょっとした遊び心を取り入れ、走る事を楽しく、そして走った後のビールの美味しさを味わいたくて作ったランニングクラブなのだが、今ではこのクラブが世界中に溢れていて、旅行先で参加しながら世界を廻っている人もいるらしい。

 
その遊び心とは「ウサギと猟犬」を基本に「ウサギの追跡」を走りながらするというもの。通常のジョギングコースであるべき道路ではなく、路地や裏道、草っぱら、はたまた沼のようなところまで隈無く追跡し、最終的には飲み屋に辿り着くというコース。

ウサギは勿論ライブウサギの訳がなく、人間がウサギに扮して道路にチョークで↓や→のマークをつけながらスタートしていて、そのマークを追いかける。
クロスカントリーとオリエンテーションのミックスと考えたら分かりやすいかもしれない。これがこれが、結構な距離を皆さん走っているので、楽しみながら体力作りを、と考えている人には持ってこいのエクササイズだ。

そしてこのハッシュのもう一つの楽しみは、走行後の飲み会でやる儀式にあるようだ。
例えば一気飲み儀式。これができない場合は代理人を探さなくてはならず、代理人に頼む場合はキスでお願いする等の儀式があるらしい。

エクササイズで何倍もアドレナリンが上昇してる上にビールを飲む。お風呂上がりの一杯もいいけど、こんなビールの飲み方もいいかもしれない。参加条件はビールの飲める年齢というだけで、長距離を走れなくても未成年でなければ良いという。日本にも存在するようなので、是非参加してみては?(シカゴ/あらた)
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