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切手の糊の味、変わったらしいぞ

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切手をペロリ。今後、フレーバーつき糊の切手が出たりする時代もくるかもしれません。

手元にあった、切手趣味の月刊誌『郵趣』12月号をパラパラ。
時節柄、2005年の切手界のトピックスなんかが書いてあったりするのですが、そんななか、「2005年の切手発行状況」という記事に、気になる記述があった。
切手の印刷を一部海外でも行う時代になり、それが増えていると。
それに関して、「(海外印刷のものの)糊の味が話題になった」と記されているではないか。
“糊の味”!? 手紙を出すとき、何度となく切手の裏側をペロペロしてきているはずだが、糊の味なんてこと、考えたこともなかったなぁ。
ていうか、味って!?

さすが専門家の方々、そんなところまで着目するんだ。
はたして味はどう変わったのか、どんな味なのか。
『郵趣』を発行する株式会社日本郵趣出版、編集本部チーフの三森正弘さんにいろいろ教えてもらった。
「分かりやすくいえば、塩辛いんですよ。塩の味みたいですね」
塩の味! 最近の切手はしょっぱくなってたのか。

「どうぞ」
三森さんが切手シートの端部分を切り取ってくれた。ペロリ。……おお、いわれてみれば、ほんのり苦みがあるというか、確かにしょっぱい感じがする。いつもなめている切手の感じと、やはり違う。
「使用している糊が、日本のものとは違うようですね」

切手の印刷が、海外でも行われるようになったのが、04年11月に発行された「文化人切手(第13集)」の小泉八雲、イサム・ノグチ、古賀政男が印刷された図面の切手をイギリスの印刷会社が手がけたのが最初だという。
「最初は少し版ずれがあったりで、収集家の間での評判はあまりよくなかったのですが」
現在では海外製造でも満足いく精度の印刷がされているそうだ。

05年に関しては、国立印刷局、凸版印刷、フランスのカルトール社の3カ所で印刷が手がけられたそうで、年間34件156種発行されたうち、15件(国立)、9件(凸版)、10件(カルトール)という内訳。
この切手は一体どこで印刷されたのか知りたければ、シートで買ったときなんかに主に下のほうの「余白」(耳紙)部分に印刷されているのですぐに分かるとのこと。

じゃあ、なんで海外で印刷されるようになったりしてるのか。
「基本的にはコストの問題ですね」
切手の印刷が、入札制になったことから、より“お得”な印刷所が選択されるようになったと。
「ハガキの印刷が4色から2色刷りになったのもコストの問題で、削れるところを削るという考えになってきているようですね」
これって、完全に民間企業のコスト意識だ。郵政民営化へ向け、いろいろ変わっているところもあるのか。

切手の集め方にも、図案によって集める人、国にこだわる人などいろいろあるかと思うが、今後は、「オレはあくまで国立印刷局の」「海外ものは海外もので分けて」とか、印刷会社にこだわる集め方もありなのか。
「そうですね。そういう集め方をされる収集家も出てくるかもしれませんね」
(太田サトル)

2005年12月22日 00時00分

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