
どれも長時間の暇と空腹を満たすための「つなぎ」のような感覚。まあ上空高いところを飛んでるわけだし、最初から期待はしていない。ところが今回の旅行でその概念が変わった出来事があった。
なんと、飛行機であのスターバックスのコーヒーが飲めるのだ。「Something to drink?」というお決まりの質問に対し、「かふぃー」と怪しげな日本語英語を返すと、出てくるカップにはスターバックスのロゴマークが。「ホントにスタバかなぁ」と怪しみながら飲んでみる。確かにおいしい。「利きコーヒー」ができるわけじゃないので「これはスタバだ!!」と言えないのが悲しいが、確かに普通の飛行機で出てくるホットコーヒーとは味も香りも違う。おいしさのあまり、3杯も飲んでしまった。
その素敵なサービスを提供してくれるのは、ユナイテッド航空。提供されたカップの裏面には、「UNITED」のロゴ入り。カップまでオリジナルだ。
さっそくユナイテッド航空に問い合わせると、「日本でスターバックスが人気になるかなり前より、スターバックス社のコーヒーを機内にて提供させていただいております。特に期間限定といったわけでなく、今後もご提供させていただく予定でございます。」とのこと。あれ? 知らなかったのは私だけ?
私は「超」が付くほどのスタバ好きなので、このサービスはかなりうれしい。これだけで今度の旅行もユナイテッドに乗りたいとさえ思ってしまう。他の飲み物もメーカーにはこだわりがあるのだろう。どれもおいしく、満足のいくものだった。ちなみにオレンジジュースは人気のミニッツメイドだった。
友達の家に行ったりして好きなメーカーのお菓子やジュースが出されるとなんだかうれしくなる。「わかってるね〜」って思う。ちょっといいものでおもてなしをしてもらえたことが、妙にうれしい。
このサービスのように、ちょっとしたグレードアップのホスピタリティ、サービス精神は、お客様に確実に伝わるものなのだと思う。
(さくら)