なつかしのビックリマンに新シリーズ登場!
(上)「ビックリマン21stアニバーサリーひかり伝」! 当時よりお菓子のサイズは大きい (中)なつかしのウエハース。中のナッツ入りチョコレートは、なんとピーナッツからアーモンドにグレードアップ! (下)子どものころに集めたシール。今回のシリーズもシールは当時と同じ大きさ
ちょうど私くらいの歳(20代後半〜30代)の人にとって、「ビックリマン」と言えば、子どものころにフィーバーした思い出のお菓子だろう。当時は私もシール集めに燃えており、一度だけ親が「箱買い」をしてくれたときは、感極まって泣きそうになったものだ。


そんなビックリマンに、ついに新シリーズが発売される。その名も「ビックリマン21stアニバーサリーひかり伝」。今回は1985年に発売された「ビックリマン<悪魔VS天使編>」の世界を踏襲した新シリーズ、とくればビックリマン世代ならぜひチェックしておきたいところ。

そこでロッテの広報担当の方にお話を伺った。まずは復習も兼ねてビックリマンの歴史から。
「『ビックリマン』は1985年に発売を開始しました。
<悪魔VS天使>シリーズというシールの世界観やストーリーが話題になって、1986年〜89年頃に大ブームとなりましたね」
あの空前の大ブームはもうそんなに前のことになるのか……と妙にしみじみ。

続いて2000年に登場した「ビックリマン2000」は、<悪魔VS天使>シリーズの世界観をベースに、新しい時代を舞台にストーリー展開させたもの。久しぶりの<悪魔VS天使>シリーズなので登場感を高めるために、菓子の大きさやシールのサイズも変更していたのだそう。

そして今回の「ビックリマン21stアニバーサリーひかり伝」。こちらは、1985年発売の「ビックリマン」のストーリーをベースに、さらにそのルーツを求めるストーリーになっている。そのうえ、
「シールは、新規キャラクター32種と復刻キャラクター10種の計42種で、全てキラシール(プリズム原反を使ったキラキラと様々な色に光るシール)です。
シール裏面には、携帯電話で読み取り可能なQRコード付きで、お楽しみ情報がわかるんですよ」
QRコード付きなんて時代は変わったものだ……とまたしみじみ。

ついでにひかり伝に関するコネタを聞いてみた。
「ひかり伝は、『無の空域に一筋の光が走り、超聖使がそれぞれ3人組で集合し力を合わせ、黒の力を持った超聖神と、白の力を持った超聖神が誕生する』というストーリーです。ストーリーを考えるにあたって、三原色の『加法混色』(光の三原色)と『減法混色』(色の三原色)の原則を取り入れてキャラクター作りをしているんですよ」
むむ、ちょっと難しいけど、知っているとなんとなく嬉しいコネタかも。

商品はすでに今年の3月21日から首都圏地区で先行発売され、5月16日からは中部・関西・中国・四国地区へと発売が拡大される。北海道・東北・九州地区についてはいまのところ未定だそう。


私もさっそく食べてみたが、なつかしい味に感激! 企画内容や価値観にあわせて価格も変更しているそうで、発売当時に比べると少しオトナ価格の80円。

ビックリマン世代の方々、オトナになった今こそ昔できなかった「大人買い」を思う存分楽しんでみては?
(古屋江美子)