懐かしのフルーツ牛乳がプリンで登場!
今や「ホモちゃん」は24種類ものさまざまな表情があるという
今月20日に森永乳業から「森永 フルーツ牛乳プリン」が全国で発売される。
子どもの頃からフルーツ牛乳好きとしてはワクワクものである。
それにしても一時姿を消しかけたフルーツ牛乳だがここ数年なぜかよく目にするようになった。しかもプリンでの登場というのはかなり本格的なフルーツ牛乳ブームなのか。そんな疑問を抱きつつ、さっそく森永乳業にお話を聞いてみた。

「フルーツ系の牛乳はもともとミックスフルーツ系が関西で人気が高く、関東ではイチゴ系の人気が高いという傾向がありました。けれどもここ最近スパなどが都心部にもたくさんできたということと、昭和30年代のレトロブームの影響とで関東地方でも徐々にミックスフルーツ系の味、いわゆるフルーツ牛乳の需要が伸びてきたんです。そこで、牛乳プリンでもミックスフルーツ系の味を出そうということになりました」と広報IR部の石田さん。

なんと、フルーツ系の牛乳の味の好みにまで東西の違いがあるとは気がつきませんでした。

「梅雨時から夏の季節にはミックス系のものがよく出るんですよ。この後、ミックスフルーツ系のヨーグルトなども出す予定です」と石田さん。
コーヒー牛乳やイチゴ牛乳よりちょっとすっきりした甘さが風呂上がりに合うようにフルーツ牛乳風味は蒸し蒸し暑い季節にぴったりということだろうか。

そして、レトロ、フルーツ牛乳、森永とくれば忘れちゃいけないのが「ホモちゃん」である。
ホモちゃんは1952年(昭和27年)に発売された「森永ホモ牛乳」のパッケージキャラクターとして太陽をイメージして作られた顔のマークで現在「森永 牛乳プリン」シリーズのキャラクターになっている。
もちろん、今後発売の「森永 フルーツ牛乳プリン」にも「ホモちゃん」マークはついている。
「ホモちゃん」というと色々想像をする方もいるが、この名前は、牛乳が分離しないように乳脂肪分を均質化する「ホモジナイズ」という製造工程に由来していている。かつては森永乳業だけでなく多くのメーカーが「ホモ」を謳った牛乳を出していた。中には“homogenize”を「ホモゲナイズ」と読んで「ホモゲ牛乳」としていたところもあったらしい。
しかし、この均質化の工程は次第に一般的になり、わざわざホモ牛乳を強調することもなくなったので次第に「ホモ牛乳」という名称が使用されなくなったのだそうだ。

ちょっと横道にそれてしまったがこの「ホモちゃん」、1995年10月1日に発売された「森永牛乳プリン」で注目され復活、再び森永乳業の顔となった。

実は「ホモちゃん」、登場したばかりの頃はたった一種類だったが、次第に表情の種類が増え、今ではほくろや眉毛、そばかすなど微妙に異なる24種類のさまざまな表情がある。
24種類についてどんな表情があるのかを石田さんに聞いてみると、「現在HPで公開している顔は5種類だけです。あとは見つけてからのお楽しみ、ということで内緒です」と言われてしまった。
「フルーツ牛乳プリン」にはどんな「ホモちゃん」マークがついているのか、みなさんも是非チェックしてみて下さい。
(こや)