2008年、ゴールデンウィークが長くなる
2008年と2009年のGWは5月6日が振替休日。2009年は9月にも5連休が。今から楽しみ
いよいよ年の瀬。職場に2007年のカレンダーが届き始めたが、先日のコネタ「来年から祝日がちょこっと変わる!?」でもお伝えしたとおり、2007年から4月29日が「昭和の日」に、普通の日だった5月4日が「みどりの日」に変わる。
計算上は祝日が一日増えて年間15日になるのだが、これまでも「祝日と祝日の間は休日」というきまりがあったので、3日の「憲法記念日」と5日の「こどもの日」にはさまれた4日は休日だった。なんだ、結局休みは増えないんじゃん。おいしくない。

などと、仕事嫌いの筆者、休日皮算用をしながら2010年まで載っている手帳を眺めていた。まず目が行くのは年末年始とゴールデンウィーク。あれ? 2008年は5月6日が火曜日なのに休日。
2009年は5月6日が水曜日なのに休日。6日って何だっけ? またまた新しい祝日ができるの? さっそく調べてみた。

分かったことは、2007年1月1日の祝日法の改正、もうひとつミソがあるということ。振替休日の規定が変わるのである。新しい条文は、

第三条第二項 「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。

となる。
何だか分かりにくいが、簡単にいうと、これまで月曜日限定だった振替休日が、火曜日、水曜日にも繰り越せるようになったということ。2007年は5月4日「みどりの日」が日曜日。翌5日も祝日なので、繰り越して6日火曜日が休日に。2008年は5月3日「憲法記念日」が日曜日。4日も5日も祝日なので、振替休日が6日水曜日まで繰り越しになる。今はやりの携帯無料通話無期限繰り越しに、ちょっと似てるかな。


そんなわけで、ゴールデンウィークの休日はちゃんと増えるのだ。いやあ、よかった。ただ毎年ではなく、2009年の次に恩恵を受けられるのは2014年になる。蛇足になるが、2009年は秋にも5連休がある。9月21日の「敬老の日」と23日の「秋分の日」にはさまれた22日が休日となり、そこに土日がくっつくから。こちらも今から楽しみ。


というわけで、法改正の効果が休日に現れるのは2008年以降となりそう。しかし、いったい何年先の話をしているのやら……鬼が笑うどころではないですな。
(R&S)