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駄菓子ならぬ「駄美術」ってなんだ?

『駄美術手帖』で「現代美術二等兵」の活動をチェック

「お菓子の世界に駄菓子があるように、美術にも駄美術があっていいじゃないか」そんなスローガンを掲げ、活動を続けるこんなアートユニットをご存知だろうか。

籠谷シェーンさんとふじわらかつひとさんによる「現代美術二等兵」。絵画、彫刻、写真などジャンルは不問の脱力エンターテインメントで、ちっぽけだけどくすっと笑えるサービス精神満点の笑えるアート。ちなみに、不思議なユニット名は「現代美術にヒエラルキーがあるなら、僕らは最下層。巨大な戦車に竹やりで向かっていくようなイメージで名付けました」とのことで、なんとも謙虚というか腰の低いおふたりなのだ。

私が気に入っている作品を独断でいくつか紹介させていただくと、まずはこれぞ「駄美術」の名にふさわしい! と思ったのが画像の【よっちゃんイルカ】という作品。駄菓子の定番「よっちゃんイカ」をもじって一口サイズのイルカを甘辛いタレで仕上げ、串にさして食べやすくしたところを作品化したもの。クジラやイルカを捕ることへの問題提議? と思わず邪推してしまいそうだが、単純におもしろい! おいしそう!? と駄洒落感覚で楽しめるところがイイですよね。

次に、9月に入ったとはいえまだまだ暑い日が続く中おすすめしたいのが【バーチャルスイミング】。リモンコンで動かすことができ、これさえあればどこでも水面に見えるというもの。職場や自宅のテラスなどにもぜひひとつ欲しい、なんとも涼しげな逸品。これはふじわらさんがテレビ東京の『たけしの誰でもピカソ』に出演した際にも披露した作品とか。

最後に、ブラックな味わいがなんとも私好みだったのが【ヤングマン】なる作品。これは、事故現場などでよく見られる白いチョークの人型が、ヒデキの「ヤングマン」のポーズになっているというもの。
「(事故現場の)人型が少しだけ何かを主張し、しかもそのイメージに反して、元気ハツラツな若々しいポーズだったらと思い事故現場を再現して撮影してみました。左から「Y」「M」「C」「A」。憂鬱など吹き飛ばして君も元気だせよ! と語っているように見える僕はノイローゼでしょうか」という作者自身のコメントにも思わず笑っちゃいました。

ところで、この秋に彼らの初の作品集がマガジンハウスから発売されるそうで楽しみ〜。また、作品は基本的にすべて1点ものだが、じょじょに商品化もされているそうでこの秋に【こけしアレー】という作品(民芸調の鉄アレー)が発売されるとか。
また、作品の現物を見ることができる展覧会情報も彼らのサイト『駄美術手帖』で随時更新中! 芸術の秋、偉大な物故作家の高尚かつ深淵な名作めぐりもいいけど、イキのいい現代作家の「駄美術」観賞というのもオツかもしれませんよ。
(野崎 泉)

駄美術手帖*現代美術二等兵HP

2007年9月9日 00時00分

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