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青森産なのに信州名物!? 「塩いか」

塩いかのいちばんポピュラーな食べ方は、コレ。しこしこの食感と塩気が、たまりません。

「『塩いか』って、知ってる? 信州名物だって」とダンナに聞かれ、「さあ。信州は縦に長いから、よその地域のものかもねえ」などと答えたことがある。

何かの本で読んだ情報らしく、それきり忘れていたのだが、実家の長野に帰ったとき、スーパーで「これじゃない?」と言われ、見ると、ごくフツウのイカだった。
ただし、それは「信州人にとっては」の「ごくフツウ」であって、よそでは見ないものなのだという。

フツウのいかといっても、当然、刺し身のいかではない。焼きでも、茹ででもない。独特のしこしこ感の「塩いか(または、塩丸いか)」は、いかの皮を剥いて茹で、塩に漬けこんだもので、長野ではスーパーなど、どこでも当たり前に売られている。
塩漬けされていて日もちがするので、わが家の食卓にも、ちょくちょく登場し、あまりにおなじみのものだったため、「よその地域にない」ということをまるで知らなかった。

母親などに聞いてみても、「え? よそにないの?」と、信じがたい様子であったが、改めてスーパーでよく見ると、
「青森産いか・信州名物塩丸いか」といった、矛盾してそうな不思議な表記があったりする。
さらに、よく見ると、「いか」は青森産で、でも製造加工は岐阜の会社で、「信州名産」とされている複雑な状況のものまである。

調べてみると、信州のほかに、岐阜の一部地域などにもあるらしいが、もともと冷蔵・冷凍などがない昔から、「保存食」として食べられ、海のない長野県で重宝されたようだ。
だが、塩気が強いだけに、そのまま食べたら、塩辛くて大変なことになる。

食べ方はまず、塩抜きして輪切りで、あるいはきゅうりなどとあえたりするのが、一般的だ。
あっさりしているので、常備菜としても飽きがこないし、塩気があってお酒にも合うし、むしろよそにないのは不思議なほど。

それにしても、「スチロパール」(発砲スチロールのこと)といい、なさそうでけっこうある方言といい、この「塩丸いか」といい、信州の人がフツウだと思っていて、実はよそにはないもののいかに多いことか。
ちなみに、わが家の小1の娘は、この塩いかの虜になり、ときどき祖母に電話で送ってくれるようリクエストしているほどだ。

皆さんも信州におこしの際は、土産屋ばかりでなく、そのへんのスーパーなどに寄って、この「塩いか」を探してみてはいかがでしょうか。
(田幸和歌子)
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2007年11月14日 00時00分

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