日本人にも大ウケ!! インドネシア生まれのジャカルタラーメン
(上)「susu(スースー)ラーメン」の“susu(スースー)”は、インドネシア語で「ミルク」という意味。<br>(下)人気のTシャツは、刺繍タイプ(2,500円)とプリントタイプ(2,000円)の2種類
“家系”やとんこつなど、ちまたではいろんなラーメン屋が競ってその味に磨きをかけているが、みなさんは「ジャカルタラーメン」というものをご存知だろうか?

小田急線「相武台前」駅から4〜5分ほど歩いたところに、黄色い看板と異国情緒漂う2体の石像がひときわ目を引く、「MIDNIGHT NOODLE(ミッドナイトヌードル) ジャカルタラーメン」がある。この「ジャカルタラーメン」、横浜で28年間札幌ラーメンの店を営んでいたオーナーが、仕事で行ったインドネシアのラーメンに魅せられて、6年前にオープンしたものだそう。

「日本人には馴染みの少ないインドネシア料理ですが、クセのない味で日本人の味覚にも合うんですよ」とオーナー。さっそく一番人気の「susu(スースー)ラーメン」と、おすすめの「パンジット・ゴレン(揚ワンタン甘酢ソース)」を注文してみる。

一口食べて、あっさりとしたクリームシチューのような味わいにビックリ! 一体どうやって作っているの?
「『susu(スースー)ラーメン』は、トリガラと野菜を煮込んで秘伝のタレを合わせた塩味のスープに牛乳を加えています。インドネシアのスパイシーなコショウがピリっと効いておいしいでしょう?」
何よりも驚くのは、牛乳をたっぷり使っていながら、独特の臭みが全くしないところ。さらにラーメンを食べ進めると2つのロールキャベツがコロンと出てきて、ついついテンションが上がってしまった。

続く「パンジット・ゴレン(揚ワンタン甘酢ソース)」は、鳥のササミを包んだカリカリの揚ワンタンが食べごたえ十分! トマトや甘酢、唐辛子を合わせた甘酢ソースは後味もさわやかだ。
甘酢ソースに飽きてきたら、インドネシアのおふくろの味「サンバル」という塩気のあるソースをつけるのがおすすめ。「サンバル」はラーメンに入れてもおいしく、個人的にも大好きな味だった。
そのほかにも、基本の塩味「Mie Kuah(ミー・クァ)」やトマトを使った「tomato(トマト)ラーメン」、ミートボール入りラーメンの「Mie Baso(ミー・バソ)」などなど、店内にはユニークなメニューがいっぱい。どんなに忙しい時でも、初めてのお客様にはスタッフの方が「これがうちの原点のラーメンね……」と一からメニューを紹介してくれるのもうれしい。

そして、お店を訪れたらぜひ見てほしいのがユニホーム! 「JAKARTA(ジャカルタ)」と書かれたシンプルなTシャツは、なんとカラーが100色ぐらいあって、欲しがるお客さんも後を絶たないとか。実は私も欲しい! と秘かに思ったクチであります。


mixiのコミュニティで100人以上の人を集めながらも、「パソコンは疎くってね」なんてサラリと言えちゃうオーナー、カッコよすぎです。
蛇足だが、この「ジャカルタラーメン」はやまだ浩一の漫画『ラーメン大百科』にも登場するので、興味がある人はぜひチェックを。
知れば知るほどいろんな意味でおいしいラーメン屋、ジャカルタラーメンの時代はもう目の前かも!?
(藤井春香)

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