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日本にもあればいいのに。ソウルの「病院カフェ」

2008年8月24日 00時00分

本格的なコーヒーも楽しめる病院、「ゼネラルドクター」。

カフェブーム真っ只中のソウルに、「病院カフェ」ともいうべき、ちょっと変わった空間がある。
センスのいい家具や雑貨が並び、コーヒーの香りが漂うその空間は、まさに下北沢あたりにありそうなカフェ。もちろん誰でも気軽にお茶やランチを楽しめるのだが、何とその一角には、診療のためのスペースがあり、希望すれば医師による診察も受けられるという。

弘益(ホンイク)大学前に位置するこのお店の名は「ゼネラルドクター」。診察を受けられるカフェと聞くと、一石二鳥を狙った単なる複合カフェのように思える。ところが、カフェと病院の間には、思わず感動するような密接な関係があった。

医者でありながら、自らもバリスタの免許を持ちコーヒーをいれる開業者のキム・スンボムさんは、この空間を「遊びに来る病院」だと話す。
「病院は普通、病気の時しか行かないじゃないですか。薬をもらって、症状が治まったらそれでおしまい。でもここはいつでも遊びに来れるし、ただ疲れているということだけでも、お茶を飲むついでに相談できます」。

めざすのは医者と患者がより近い関係にある病院であり、カフェはそのためのツール、というわけだ。
そのコンセプト通り、診療室もカフェのようにセンスよくまとめられ、消毒の匂いがすることはなく、病院にありがちな重々しいイメージもない。スンボムさんが実際にここに住んでいるということもあるが、まさに友達の部屋のような、落ち着ける空間となっている。

昨年5月の開業当初は、もの珍しさにカメラを片手に見物に来るお客さんも多かったそうだが、1年経った今ではより地域の人に密着し、赤ちゃんから70代のお年寄りまで、様々な年代の人がここを訪れるようになったそう。
症状を分かりやすく説明するため、一人あたりの診察時間が長く、普通の風邪でも30分以上かかることはざら。そんな患者の側に立った診察も、ご近所の信頼を集めている。

いつも街の人たちの近くにいて、困った時もそうでない時も気軽に相談でき、住民同士のコミュニケーションの場としても活躍する。

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カフェとしても合格点の居心地の良さ。PCで仕事をする人の姿も。

診察室にて医師のふたり、キム・スンボムさん(左)とチョン・ヘジンさん(右)

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