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運転免許証の「本籍」が空欄になってる理由って?

ライター情報:田幸和歌子

東京都では、今免許を書き換えると、本籍が空欄になります。

「今日、免許のかきかえに行ったんですけど、いま免許証から『本籍地』がなくなってるんですよね。知ってました?」
そう言って、友人が見せてくれたのは、真新しいICカードの免許証。

確か以前、ニュースでチラリと聞いたような気もするが、実際に目にしてみると、「本籍」が空欄になっている免許証は、なんだか不思議に見える。

本籍を表示しなくなった理由って、何だったんだっけ?
「本籍は好きに設定できるから記載しても意味がない」という説、「国籍が違うなどで、差別的な意味合いでとらえられることもあるから」という説もあるけど……。
改めて、警視庁の運転免許本部免許管理課に聞いてみた。

「運転免許証に本籍地を記載しなくなったのは、警察庁が何年か前から国民の声を受け、ご本人が出自を知られたくないという方がけっこういらっしゃったということからです」

一応、「プライバシー保護のため」ということで、表面からは削除されたのだが、とはいえ、本籍地の情報はICチップの中には入っている。
ちなみに、免許証の記載事項、つまり、「表面に出すこと」「表面に出さないこと」の区別は、道路交通法の法律でも定められていることなのだそうだ。
「東京都ではこれはすでに始めていますが、多くのところでまだ取り入れられていません。実施に関してはそれぞれの県に任されているため、予算などの関係もあるのかもしれませんが……基本的には今後すべて統一されていくことになっております」

ところで、本籍を記載しないのなら、いっそ空欄なんて謎めいたことをせずに、「本籍」という欄ごとなくしてしまえば良いのに……とも思うが。
「個人的には表面に欄をつくる必要はないと思うのですが、まだ空欄の扱いについては特に触れられていません。今後、47都道府県で取り入れられていくなかで、将来的にはなくなる可能性もあるかと思います」

ところで、本人が出自を出したがらないケースは多々あるだろうが、逆に、「むしろ空欄であることのほうが気持ち悪い」という声もありそう。
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ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。
月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

2008年12月12日 10時00分

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