雨に日に困るのが、傘泥棒である。コンビニの傘入れに傘を置いといて、店から出ようと思ったときに自分の傘がなくなっていたことが何度もあった。
一度、目の前を歩いているヤンキーがどう見ても私の傘を差していたのだが、怖くて何も言えなかったという涙のエピソードも……。困ったものである。

そんな時に、心強いグッズを発見した。それは、株式会社コラゾンから発売されるアンブレラケース『paquet(パケット)』である。これを使えば、お店で用意されているビニール傘袋を使わずに、この『paquet』で雨に濡れた傘をカバーし、店内に持ち込むことができるのだ。

この商品、アイデアは(株)コラゾンの直営店で働いている販売員から出たもの。雨の日に来店するお客さんへの傘袋が資源のムダになるのではないか、という思いがあったものの、傘袋を使っていただかないと商品が濡れてしまう。そこで、アンブレラケースの開発へと繋がった。

国内百貨店全体のビニール傘袋の年間使用枚数は約2000万枚と推定され、百貨店一店当たりで年間20万枚、総合スーパーでは一店当たり6万枚程度のビニール傘袋が使用されている(出展:社団法人 日本有機資源協会)。

そこで、お洒落感覚で環境を考え、周りへの迷惑を防ぐアイテムとして昨年4月に『paquet』を発売。すると「傘袋が無駄になっているのが以前から気になっていた」という声に加え、「両手が使えて便利」、「子供との外出時が助かる」、「満員電車で迷惑にならない」、「マイカーでの車内でも濡れずに助かる」など、利便性の良さを評価する声が多く寄せられた。
女性だけでなく男性の利用も増えてきており、3月27日からは幅広い年代・性別の人に利用してもらえるよう新デザインを追加し、バリエーションを充実させる。


また、この商品の売りのひとつとして、デザイン性が優れているところが挙げられる。このアンブレラケースのデザインを手がけているのは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)にも採用される世界的デザイナーのウノサワケイスケ氏である。

ちなみに「paquet」とは、フランス語で「小包」という意味の言葉。傘を包むだけでなく、花を包んだり、雨の日にはお洒落を楽しむファッションに包まれてほしいという想いが込められている。

種類は「フラワー」、「ストライプ」、「和モダン」、「スカイ」など全16種類(新シリーズ6種類)。価格は11センチ×80センチのものが1,995円(税込み)。13.5センチ×90センチのものが3,045円(税込み)。また、このケースは5段階の長さに調節でき、様々な傘に対応できる。

このアンブレラケース『paquet』は、(株)コラゾンのネットショップ「コラゾン ヤフーショッピング店」「コラゾン楽天店」、及び直営店(京都、船橋、名古屋)で購入することが可能。

画像を見ていただければわかると思うが、ともすればファッションの蛇足になってしまいがちな傘が、このケースに入れるとファッションのアクセントに様変わり。このアンブレラケースで、スタイリッシュとエコを両立させたライフスタイルを送ってみてはいかがでしょうか?
(寺西ジャジューカ)
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