福井県小浜市といえば、アメリカ大統領選でオバマ氏を応援していたことで記憶に新しい。同氏が晴れて大統領となった現在では、オバマ効果で小浜市には全国から観光客が大挙して訪れ、「I(ハート)OBAMA」というメッセージ入り「オバマまんじゅう(おばまん)」を買い求めるなど、さらなる盛り上がりを見せているという。


しかし、そんな小浜市の名産が「若狭塗りのお箸」だということはあまり知られていないのではないだろうか? オバマグッズの中にも実はひそかにオバママークの「箸と箸袋のセット」があったりするのだが、日本の塗り箸の80%以上がここから生まれているのだとか。

と、前置きが長くなったが、連休中から10日まで大阪で開催中の「食博」にて、ひときわ写真撮影の人気スポットとなっていたのが画像のコレ。人混みをかきわけつつのぞいてみると、なんだか巨大な黒いものがド~ン。小浜市の若狭箸工業協同組合が作った長さ8.4メートルの「巨大箸」=「小浜ふるさと箸」だったのである。

スタッフの方にお話を聞いてみたところ、食博出展のために昨年10月から半年がかりで製作されたものだそうで、なんと「世界一長い箸」としてギネス認定も受けたというからビックリです。そういえば、箸の横にちゃんとうやうやしく認定証も飾ってありました! ちなみに、8.4メートルという長さは「は(8)し(4)」にちなんでいるのだそうで……。
また、地元では毎年8月4日を『箸の日』と定め、箸まつりなるものを開催されているという。「箸蔵神社」というところで、不要になったお箸の供養などもしてくれるらしい。最近は「マイ箸」を持つなどして、自分のお箸に愛着を持っている人も多いかと思うので、小浜市への旅行がてら「箸供養」してもらうのもいいかもしれませんね?

しかしとにかく大きいので、全体を写真におさめるのもひと苦労! あまり近付きすぎると何がなんだかよくわからなくなってしまうし、ホントはすこし高いところから俯瞰で撮るのがベストなんだろうな~と思いつつ撮影しました。じっと見つめていると、まるで「スプーンおばさん」になった気分に。

「食博」終了後は市役所1階ロビーに展示される予定だそうなので、小浜にいく機会があればそのド迫力を体感してみてはいかがでしょう?
(野崎 泉)
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