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痛くないのに「痛いっ!」と言ってしまうとき

ライター情報:楓 リリー

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思わず出ちゃう「痛っ」。“梅干し”と同じ感覚だったんですね。

危険を感じたときに思わず「あっ」と声が出てしまったり、ぶつかっていないのに「痛っ!」なんて言ってしまったことがある人も多いのでは? 実際に人とぶつかったりしても、衝撃ほどには痛みは感じていないのにもかかわらず、「痛い」と言った自分がときどき不思議に思うことがある。痛いわけでもないのになぜ?

心理学に詳しい精神科医のゆうきゆう先生に聞いてみた。
「これは『ぶつかる』と思った瞬間に脳が『すでにぶつかった』ものとして処理しているので、反射的に『痛い』という言葉を発してしまうんですね。脳がその先の状況を予測し、脳内では『経験済み』として処理しているので、痛くなくても『ぶつかった場合』の反応をしてしまうのです。実際にぶつからなくても『ぶつかることを想像しただけ』でも、同じ働きをしてしまいます」

なるほど、脳が「痛い」と判断してしまえば、痛くなくても「痛い」と言ってしまうわけだ。私は子どもの頃から注射が大嫌いで、今でも針を刺される前から「いててててて……」と喚いてしまうが、終わってみると大して痛くなかったってことも少なくない。過去の記憶から、脳が「痛かった場合」を想定してしまったのだろうか?

「過去に痛みを感じたことで単純に『痛い』と言っているわけではないんです。心理的には『痛いということに対する恐怖心』があるために、過去の経験を忠実に脳内で再現することが出来ます。心理的には『針が刺さったも同然』なのです」

つまり、「針が刺さるぞ」という判断から「刺さったらどんな感じだったか(心理的に)」を思い出し、「いててててて……」となってしまったのだ。
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ライター情報: 楓 リリー

前職はファッション関係でしたが、フリーライターに転身。「心に届く言葉」をモットーに日々精進!フリータイムは“美味しいもの”と“お酒”で幸福感を味わっております。

2009年8月17日 10時00分

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