木、手すり、机の足など、いろんなところに絡むことでカメラを固定できる便利な三脚「ゴリラポッド」を以前紹介したが、そのユニークな姉妹品を見つけた。
な、なんと、タコ足の上に最近流行りのエコなLEDライトが付いているではないか。
「これはすごく便利そう」と思い、早速購入。果たして、その使い勝手のほどは?

ゴリラポッドの便利さは、カメラ三脚として使用して体験済み。ふつうの大きな三脚では立たないような場所にでも、多関節のゴム足を自在に曲げることで設置できてしまうのだ。その便利なタコ足にLEDライトを取り付けたのが『JOBY ゴリラトーチ』(ケンコー販売)。

電源は単三形電池3本。コンセントを気にせず、どこにでも持っていけるのは嬉しい。
しかも、防滴仕様だから雨の日の使用でも安心。明るさは最大65ルーメン、つまみで明るさのレベル調整ができ、電池3本で最長80時間の使用が可能。とても明るくて長持ち。
「さすがLEDライト。よっ、次世代照明!」

試しに、寝っころがった状態で読書するときに手元を照らしてみることに。すると、
「う、う、眩しい」
小さいからと侮っていたが、予想以上に明るい。
これは手元から離して設置しないと、眩し過ぎて本が読めない。

これなら、電気スタンドとしてだけでなく懐中電灯としてもいいし、写真撮影での補助ライトとしても使えそうだ。「円形ストロボで立体的な写真を撮ろう」でやったように、真上からストロボを、そして『JOBY ゴリラトーチ』で斜め後ろから補助光を当てると、被写体の立体感がさらに増す。

業務用照明から家庭用電球、さらにテレビやパソコンのバックライトとしても普及が見込まれているLEDライト。
この時代の寵児となりつつある照明を、タコ足ライト『ゴリラトーチ』で体験してみてはどうか。
(羽石竜示)