そして、この街が新たな試みを仕掛ける! 調布では7月より『ゲゲゲの鬼太郎』のキャラクター入りナンバープレートを交付するという。
これは原動機付き自転車(排気量50CC以下)に向けたもので、調布市のウェブサイトで告知が行われている。
気になるデザインの方は、頭の上に“目玉のおやじ”を乗せた“鬼太郎”が、「調布市」の文字の右横に出現! あまりにもイカしたデキだから、是非とも画像に注目していただきたい。
この、行政とは思えぬイキな企画には称賛を贈りたい。そこで、この企画を実施している同市の市民税課にポジティブな感情を持ちながら問い合わせてみた。
まず、このような企画を開始したキッカケは?
「『ゲゲゲの鬼太郎』の作者である水木しげる先生は、調布市にずっと住んでおり“名誉市民”でもいらっしゃいます。そこで、水木先生が創作した鬼太郎をお借りいたしました。鬼太郎が調布市内を走ることで、それを観に他の地域の方にもお越しいただきたいと考えております」
調布市外の人に訪れてもらい、「鬼太郎が走ってるぞ!」と驚いてもらう。要するに、鬼太郎が調布の観光PRに一役買って出たのだ。
さすが、今話題の『ゲゲゲの鬼太郎』か。この試みに対する反響は、全国単位で湧き上がってる模様。「カワイイ!」、「私の地域でもやってほしい……」、「個人的には猫娘の方がいい」などなど……。
そして、残念ながらというか、当然ながらというか、このナンバープレートを手に入れられるのは調布市で原動機付自転車の登録をされている方。
だが、逆に言うと調布市民にとってはとびきりのプレミア感。なんと、この“鬼太郎ナンバープレート”は期間限定企画ではなく、ずっと交付は行われていくそうなのだ。
しかも、「G・・・1」から「G1020」(下2桁「42」「49」を除く)の限定1000枚は好きなナンバーをチョイスできる。ただ、希望ナンバーが他の人と被った場合は抽選が行われるというから、激レースは必至。(応募期間は6月30日必着)
そして、もうひとつの疑問もぶつけてみた。当然、原付バイク以外の二輪車や四輪車のドライバーは羨ましがるのではないだろうか。そんな要望が、もしぶつけられたとしたら……?
「現在は、他の種類への交付は考えておりません。しかし、ご要望が多ければ検討しなければならないですよね」
原付ドライバー以外も、希望を捨てちゃいけない。
(寺西ジャジューカ)