幼き頃から、男の子は“男”だし、女の子は“女”。子供時代から男女の趣味・嗜好の違いは、明らかに表れるものだから。


たとえば、男の子は「特撮・ヒーローもの」や「乗りもの」だとかに夢中!
対して、女の子は……? 恐らく「お人形」とか、要するに“可愛いモノ”に夢中なのではないだろうか。特に「リカちゃん」は、女の子の永遠の憧れ!!

実は七五三のお祝いに、一味違う記念品を用意している神社があるという。東京都千代田区にある日枝神社では、七五三を迎えた女の子にオリジナルのリカちゃん人形を渡しているらしいのだ。

何がオリジナルなのか? 画像を見てほしい。こんなヴァージョンがあっただなんて。同神社では、リカちゃんを巫女姿にしてみせた。

この“オリジナルリカちゃん”は、タカラトミーと博品館の協力のもとに製作されているハイクオリティなもの。
髪は茶パツではなく、黒髪。衣装は、同神社の巫女さんと全く同じ型を採用。要するに、日枝神社の巫女さんを忠実に再現したリカちゃんとなった。

このような大胆な試みを開始したキッカケを、日枝神社に直接伺ってみた。
「オモチャはお子様に欠かせないものだと、私どもは考えております。
そこで『神社独自のオモチャを作ろう!』と、タカラトミーさんと博品館さんに相談いたしました。そうして出来上がったのが、“巫女姿のリカちゃん”です」

日枝神社が、昨年まで配っていた七五三の記念品は“なわとび”、“シャボン玉”、“お弁当箱”……。ちなみに、これらはすべて既製品。だからこそ、独自のオモチャを作るのは同神社の悲願だった。

でも、それだけではあまりにも不公平。当然、男の子向けの記念品も製作済みである。
何が作られたのか? それは、何とオリジナルのチョロQ。車体には日枝神社の御神紋「双葉葵」をあしらっており、こちらも他では見られない物となった。オリジナルだ。

これらのオモチャは、9月1日から頒布中。
「単品での販売・七五三以外のご祈祷の記念品としてお頒ちする予定はございません」(日枝神社)

幼き日の記念に、他にはない記念品。ましてやリカちゃんとチョロQ、両者共に大人の趣味としても有効である。

「七五三」という晴れ舞台で、早くも遭遇する“一生もの”。贅沢だ!
(寺西ジャジューカ)
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