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来年から天気予報が変わる?

2010年12月8日 10時00分

(図)東京&新潟の、1年間に雷が鳴る日数の変化。

[拡大写真]

「明日朝の最低気温は、平年値に比べて8℃高い13℃の予想。4月下旬なみの暖かな朝となるでしょう」
天気予報でよく、こんなセリフを聞く。ところでこの「平年値」が、来年1月から変わることをご存知だろうか。

同じ12月でも、年によって寒かったり、暖かかったり。だから「平年値」は30年間の平均値をとって、「普通の12月はこのくらい」という値を示している。今、天気予報で使われている「平年値」は、1971年から2000年までの平均。でも、温暖化などによって、「普通の12月」の姿も時代とともに変わってゆくもの。だから、平年値の方も、10年ごとに見直すことになっているのだ。

正式発表はまだだが、来年1月1日から、平年値は1981年から2010年までの平均に変わる。どんな風に変わるのだろうか。まだ2010年が終わっていないので、あくまで推定になるが、札幌、東京、新潟、長野、鹿児島の5都市について試算してみた。ポイントを何点か紹介。

1. 東京の気温
年平均気温は、15.9℃から16.2℃に上昇しそう。近年、冬の朝の最低気温が上がっている。もし、朝の最低気温の予想が3℃だったら、今は「2月下旬なみの寒さ」と言うけれど、来年からは「2月中旬なみの寒さ」と言うことに。季節が10日ほど温暖化した感じだ。

2. 1年間に雪の降る日数
大幅に減っているのかと思ったら、案外そうでもない。新潟、長野、鹿児島はわずかに減りそうだが、札幌、東京は逆に少し増えそう。東京は9.3日から9.7日に変わりそうだ。

3. 1年間に雷が鳴る日数
調査した5つの都市すべてで増えそう。最近、激しい雷雨のニュースが増えたように感じるけれど、数字の上にも現れているようだ。新潟については「日本海の海水温が上昇している」がひとつの理由と言われている。

4. 1年間に霧が出る日数
こちらは、調査した5つの都市すべてで減りそう。東京と長野の減少割合が大きい。都市化が進んで街が乾燥し、朝の気温も下がりにくくなったことが原因と言われる。
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ライター情報: R&S

登山歴20年の気象予報士。ガイドの資格を持つ。科学の実験ネタを得意とするが、手間をかけているわりに受けはイマイチ。最近、腰痛が少しよくなった。
好物=雪山、フリークライミング、真空管アンプ、ビールと麻婆豆腐、午後の居眠
サイト:e-天気.net「プロに訊け!」

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