まず、高校時代。
そして、もう一つ。新入社員時代も辛かった。あれ程、大人に叱られた時期は他にはなかったもの。やることなすこと、ダメ出しの連続。逆に言えば、それは成長の時期でもあった。戻りたくはないけど、かけがえのない時間でもありました。
そういえば、今年の新社会人はそろそろ職場にも慣れてきた頃だろうか? こんなデータを目にすると、余計に彼ら彼女らのことが気になってしまう。国内最大級となる約180万人の登録会員を擁する「フルーツメール」(運営:アイブリッジ株式会社)は、有職者である25歳以上の男女1,000名を対象に「新入社員」に関するアンケートを実施している。
この調査における、まず第一の質問。
結果、1位に輝いたのは「電話を保留にするつもりで切ってしまった」(31.0%)という回答。うん、わかる。ちょっと微笑ましい。「あぁ、あるある」と声を上げてしまいそうだ。ちなみに、2位には「寝坊して遅刻した」(23.5%)、3位には「緊張しすぎて自分が何を言っているか分からなくなった」(21.2%)がランクインしている。
これは、怒られるだろう。実際、私は2位と3位でガツンとやられたことがあります。
続いての質問は、こちら。「新入社員に教えたい社会人のマナーは?」。ここでの1位は、もはや人間としてのアドバイスと言っていい「時間にルーズは社会人失格」(58.8%)。新入社員にアドバイスしたいし、自分自身にも言い聞かせたい。
いや、それは2位以下も同様だ。「悪い報告ほど早く伝える」(44.2%)が2位に、3位には「挨拶は省略しない」(40.6%)といった回答が挙がっている。新入社員に限らず、実はできていない人が多いマナーだと思う。
そして、三つ目の質問。「新入社員指導でやってはいけないと思うこと」という設問である。逆に、我々が気を付けるべき心構えについてのアンケートだ。
皆さん、気を付けましょう。第1位には「感情にまかせて怒る」(59.2%)がランクインしています。以下、「理由を説明せずに怒る」(42.6%)が2位に、「ほかの社員やお客様の前で怒る」(37.1%)が3位に。……まさに私は、この3位(「ほかの社員やお客様の前で怒る」)をやってしまったことがあるかも。色んな意味でデリカシーが無かったな。気を付けねば。
また、こんな質問も行われている。「新入社員の頃の自分に声をかけるなら……?」。
結果、やはり含蓄のあるお言葉が並んでいます。列挙すると「若いうちは時間を気にせず、がむしゃらに働け!」(40代男性)、「一生懸命にやれ。5年後には差が付いている」(20代男性)、「周りの状況をよく見てから行動すること」(30代女性)などなど。
こういった言葉たち、新社会人の拠り所となることも少なくない。血となり肉となる助言ばかりです。
そして、最後にはこんな設問が。「新入社員の時の自分は何点?」。
ここで最も票を集めたのは、「60点」(44.8%)という控えめな数字であった。続いて、2位には「40点」(23.0%)が。そして、3位には「80点」(19.2%)という自信満々な回答も。
そういえば、筆者の新入社員時代は何点だっただろう? 謙遜抜きで、20点も行ってなかった気がする。しかし、続けていれば何とかなった。ダメはダメなりに、経験を積めばそれなりに……。
私から新入社員の皆さんに声をかけるとしたら、そんなところかなぁ。
(寺西ジャジューカ)