次に運転する時が不安だ。もう、色々と忘れている。縦列駐車の仕方、どんなだったっけ? あと、あれも不安。バックから入る形での車庫入れ(前向き駐車)。何かをどこかにぶつけないか心配だし、タイヤがあらぬ方向にキュルキュルと傾いたまま停まっていたら、発進時にメチャメチャ不便。そういうのも、ちゃんとできるか自信がない。
そこで、このアイテムを使いたい。株式会社エバーグリーンが3月より発売している『タイヤ方角表示器 ホイールアイ』は、運転席にいながらタイヤの角度が一発でわかる表示器である。
たとえば初心者やペーパードライバー(私)にありがちなのが、駐車時に車からいちいち降りて、タイヤの角度を確認するくだり。それが要らなくなるという。
使い方は簡単。まず、ハンドルを回してタイヤを整列させる。
表示器の見方も簡単。例えば針の方向が右15度の時は、タイヤの角度も右方向に15度ひねっている。これは、バックの際も同様。針が右方向に動けばバックも右方向に動くし、針が左方向に動けば車も左方向に動いている。要するにハンドルを動かすモーションの分、表示器の針も同一のモーションをすると考えればよいという訳です。
なるほど、至極単純だな。これは心強い。当然、この表示器を私も実際に試してみました。自動車は、友人からレンタルして手配。ありがとう!
では、エンジンをかけますよ? 発車っ。
そして表示器の針を0時0分の位置に調整し、ハンドル中央に貼り付ける。ここからは、1年弱ぶりの車庫入れに挑戦です!
まず、車庫から見て右前方に舵を切ります。おぉ、針も右方向に傾いた。ということは、タイヤも右に傾いているのだろう。そして、車をバックさせます。車庫と車体の角度が緩やかに同一になっていくので、当然ハンドルはニュートラルな状態に戻っていく。すると、針も段々と0時0分の状態に。車が奥に行き着いてもまだ0時0分になっていなかったら、もう一度前に出てニュートラルな状態でバックする。
車から降りてタイヤを確認してみると……。あぁ、良かった。無事に真正面を向いてました! これは、初心者には心強き指標となる表示器だろうな。狭い道や坂道等での発進時、狭い駐車空間での出し入れや縦列駐車、タワー式駐車場のリフト進入時など、ギリギリの場所で威力を発揮するはずだ。
そんな『タイヤ方角表示器 ホイールアイ』は、同社の直営通販サイト「上海問屋」にて販売中です。価格は999円(税込み)。
ちなみに、この表示器への反響もについて。なるほど、重宝されている模様。
「運転に不慣れな方がお求めになることが多いと思います。免許を取得して久しいものの、平日はあまり乗らないサンデードライバーの方。あと、免許を取ったばかりの娘さんのために、心配で買ってあげるお父さんもいらっしゃるようです」(同社・担当者)
私は、自分で自分が心配。
(寺西ジャジューカ)
※エアバック装備車両への装着はしないようにお願いします