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数学の美しさが目に見えるアート

ライター情報:古屋江美子

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ガウス関数がアートに!

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よく数学は美しい学問だといわれる。小川洋子さんの小説『博士を愛した数式』のなかでも、博士がオイラーの公式の美しさを愛していたが、一般の人にとってその美しさを実感することはなかなか難しい。

紙の上で眺めているだけではなかなかイメージがわかない数式だが、目に見えるカタチに表現した「数楽アート」(すうがくアート)を見れば、その美しさに魅せられる人は多いかも。

数楽アートとは、数学の2変数関数を立体グラフ化した、ステンレス製のアート・オブジェ。「z=axy」や「z=a(x^2-y^2)」といった関数が示す軌跡にそって切断した数十枚のステンレス鋼板を、職人が1枚ずつ手作業で格子状に組みあげたもの。数学の美しさと職人の技の融合による高次元アートなのだ。

表面は光沢を有するステンレス鋼材を使っているため、光をよく反射するのが特長。見る角度によって表情を変える深遠なフォルム、幾重にも重なる幾何学構造が織りなす神秘的な輝き……。まさに芸術とよぶにふさわしい美しさだ。

それにしても、なぜ数式をアートに? 商品を製造する株式会社大橋製作所の担当者によれば、数年前、とある大学の産学連携支援部門に打ち合わせで訪れたとき、室内に飾ってあった紙製の不思議な立体模型に目がとまったのがきっかけだという。

「これはなんですか? と聞くと、先生は嬉しそうに模型を手に取って説明してくれました」
不思議なオブジェの正体は、“2変数間数が描く軌跡にそって紙を切り、その紙を格子状に組み上げて関数が示す立体像を表現したもの”だった。

ライター情報: 古屋江美子

フリーライター。旅とグルメを中心にウェブや雑誌で執筆中。地元山梨びいき。
好物=昼寝、ビール、読書(どれもビーチかプールサイドなら尚良し)

2012年10月1日 07時00分

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