巷のB級ニュース“小”ネタを毎日配信!

デンマークでは、店員と客の上下関係が逆!?

ライター情報:針貝有佳

このエントリーをはてなブックマークに追加

「お客様第一」は通用しない? デンマークのスーパーのレジにて。

[拡大写真]

デンマークに住み始めてまもない頃、スーパーのレジでいつものようにお金を払った後、夫にこんな注意を受けた。「その態度はどうかなぁ。お金を渡すときには『どうぞ』、買ったら『ありがとう』というのが礼儀じゃないか」それを聞いた私は面喰ってしまった。とくに失礼な態度をとったつもりはなかったからだ。

また、店員が客に御礼を言わないのに、客が店員に御礼を言うというのもどこか妙な感じがした。「え!? だってお金を払っているのは客、もらっているのは店員だよ。どうして店員じゃなくて、客が御礼を言わなきゃいけないの?」と、夫に言い返すと、夫はちょっと困った顔をして「客も店員も同じ人間だ。それに、何かをしてもらったら御礼を言うのが当たり前じゃないか」との回答だった。

その後、しばらく、私はデンマークのスーパーやショップを観察しているが、店員が客に御礼を言う場面をあまり見かけない。いったい、どういうことなのか? 「お客様第一」の日本から来た私としてはこの心理は理解しがたい。そこで、身近なデンマーク人に尋ねてみることにした。が、誰に聞いても、明快な説明が返ってこない。どうやら、デンマーク人にとって、それは当たり前の日常であり、習慣であり、論理で説明できるものではないらしい。

それにしても、デンマークの接客には首を傾げたくなることがよくある。デパートで店員にセールの最終日を聞いても「知らない」という回答が返ってくるだけだったり、空港で宅配サービスがあるかを尋ねても「はぁ? 何をしたいんだ? ここは空港だ」という乱暴な回答が返ってきたりした。

ライター情報: 針貝有佳

デンマーク・コペンハーゲン在住のフリーライター。東京・高円寺生まれ。「世界一幸せな国」ともいわれるデンマークのナマ情報を雑誌やブログから発信しています。

URL:http://tokuhain.arukikata.co.jp/copenhagen/

2012年11月13日 08時00分

注目の商品