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「すだれフォント」って何? 美大生の地味で大変な苦労とは

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すだれで作ったオリジナルのフォント。カーブの部分をなめらかにするのが難しいという「B」

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フォント好きは意外に多い。街で見かける様々な書体の看板を集めた本「タイポさんぽ」(藤本健太郎著:誠文堂新光社刊)や、海外で見かけるブランドのロゴマークのフォントを分析した本「フォントのふしぎ」(小林章著:美術出版社)が発売されてヒット。そんな中、多摩美術大学グラフィックデザイン学科4年の鈴木千尋さんは、すだれを使ったフォントを制作。パソコンを使ってフォントを作る人は多いが、なぜ「すだれ」を使ったのか、どのようにして作ったのか…など、色々と伺った。

――すだれでフォントを作ろうと思ったきっかけは? 「大学3年生の時に、タイポグラフィーの授業をとっていて、その時の課題でAからZまでのフォトタイポを作ることになったんです。『何を使ったら、面白いかな』と思って、最初はリカちゃん人形で作ってみたり、お餅で作ってみたりしました」

――リカちゃん人形で? 「リカちゃん人形の、髪の部分を使ってできないかと思って試したら、思いのほか髪が短く、文字が作れなくて(笑)。お餅は、切り餅を切ったり焼いたりして試してたら、ブヨブヨになったり、早く固まってしまったりして形にならなかったんです。それを先生に見せたら、いつもは温厚な先生に『これはちょっとヒドイでしょ(怒)』って言われて(苦笑)。で、どうしよう…と思って実家に帰った時に、ちょうどお母さんが海苔巻きを作ってまして。寿司を巻きすだれで巻いているのを見たり、巻きすだれで遊んでいるうちに思いついたんです。
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ライター情報: やきそばかおる

テレビやカルチャーにまつわる雑誌や書籍の仕事に携わったり、動物の写真を撮ったり、焼きそばを作ったり、消しゴムはんこを彫ったり……の楽しい毎日です。

URL:https://twitter.com/yakisoba_kaoru

2012年12月13日 12時00分

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