たこの代わりにエビを丸ごと1匹入れた、タコ焼きならぬ“エビ焼き”が関西におけるオタクの聖地・大阪の日本橋で話題になっているらしい。チーズやキムチなどを入れた変わりタコ焼きはたまに見かけるが、エビというのはありそうでなかった発想! ですよね。


早速食べに行ってみたところ、メイド喫茶などがひしめくエリアに、小粋な帽子をかぶったエビのキャラクターがどーん!「なにわ海老丸本舗」なる店名で、「焼き海老丸」と「揚げ海老丸」の2種類が用意されていた(6匹?で500円)。揚げをチョイスしプレーンの状態で食べてみたところ、外側はカリッ、中はトロッは通常のタコ焼きと同じだが、中からプリップリのエビが! さらに、最後に食べる尻尾がカリカリでなんともこうばしく、おいし~い。

エビ好きの皆さんなら共感してもらえると思うのだが、エビっていちばんおいしいのは尻尾だと思いません? 尻尾のみを揚げたものが売っていたら絶対買うのに……と常日頃思っていた、エビ好き&尻尾好きの私としては大満足の味わいであった。

スタッフの方にお話を伺ってみたところ、昨年10月1日にオープンしたばかりとのこと。日本人は世界でも有数のエビ好きな民族だから、エビをメインに使って何かできないだろうか……?と考えていく中で思いついたのだそうだ。

「エビの尻尾を出して焼きたい、と最初から思っていたので鉄板もタコ焼き用のものではなく、エビ焼き用につくってもらったオリジナルなんですよ。
粉もエビのこうばしさを生かすようなものを……ということで、製粉業者さんに独自配合のものをつくっていただいています」とのことで相当なこだわりがある様子。

オープン当時はもの珍しさから試しに食べてみよう……的な人が多かったそうだが、次第にリピーターも増えつつあるそう。コスプレガールによるキャンペーンなど、今後もこの場所らしいアプローチでエビ焼きのおいしさを伝えていけたら……とのことだった。2013年、エビ焼きがオタロード名物となる日も近い……のかもしれませんね!?
(まめこ)