男性が日傘をさして歩いている姿を、見かけるようになってきた。地球温暖化の影響で、四季が無くなりつつあり、酷寒酷暑が続いている。
日焼けしないため、美容のためだけではない。熱から自分を守るために日傘をさしていただきたい。

日傘を選ぶ際にチェックしておきたいことが3つある。

・遮光率
・値段
・デザイン

これなら男性も使いやすい! と思える商品の一つを紹介したい。熱中症対策に特化した遮光日傘「ヒートブロック」(株式会社マルト長谷川)。

日傘選びのチェック項目に対して、「ヒートブロック」開発担当者にお答えいただいた。


Q.「ヒートブロック」の遮光率はどれ程でしょうか?
A.「ヒートブロック」に、晴天下の直射日光とほぼ同じ10万ルクスの光線をあてて実験した結果、まったく光を通さないことが、第三者の検査機関によって証明されています。さらに、傘生地の縫い目からも太陽光がもれないよう、縫製上の工夫が施されています。

Q.ちなみに紫外線対策はどうなっていますか?
A.紫外線カットについてもお客様の関心が高いところですが、「ヒートブロック」に使用されている傘生地は、半永久的に紫外線のUV-A波・UV-B波をともに遮断し透過率0%を実現しています。

紫外線に関しては、製品の特徴を表記する場合には「UVカット率99%以上」となるのですが、これは傘の使用中に何かに反射した光が傘の中に侵入する可能性を考慮した数値なので、傘生地のみに焦点を当てれば「UVカット率100%」が正解ということになります

なるほど。それにしても遮光率、紫外線カット率から想像できない、普通の傘とかわらない生地の薄さがいい。

Q.気になる値段なのですが……。

A.生地の生産を台湾、縫製を中国で行うことで、日本製の半値で販売することが可能となりました。

普通の傘タイプも、折り畳み傘タイプも、「ヒートブロック」は税抜きで6,000円。確かにリーズナブル。

Q.デザインについて説明してください。
A.超薄遮光フィルムを用いたことにより、従来の遮光傘のようなギラついた素材感がなく、デザイン性に優れた傘が実現しました。

さすがにおば様方がよく持っておられる、ギラついた素材感がある遮光傘は持ちづらい。
それに比べて「ヒートブロック」はどう見ても普通の傘。しかも折り畳みでないタイプは、親骨16本骨を使った美しいシルエットになっている。かっこいい。

最後に開発担当者の方に、「ヒートブロック」を使うにあたって注意点をお聞きした。

A.ひとつだけデメリットをお伝えしておかなければなりません。それは、傘生地の密度が高いゆえに、路面からの放射熱などを傘内部にため込んでしまうことがある点です。
しかしながら、傘を持つ角度を時々変えたり、頭部から傘を離したりすれば、熱は放出されるので、ご心配にはおよびません。

満開に咲く桜の木を愛でに行く。久しぶりの強い日差しが痛く感じた。さっそくかばんに入れて携帯していた「ヒートブロック」をさす。自分の影と「ヒートブロック」の影が、地面にくっきりとうつる。影の具合から、「ヒートブロック」が光をしっかりと遮断しているのが分かる。


「ヒートブロック」の色がいい。水色。さわやかで涼しげだ。性別関係なく好感が持てるだろう。使用方法にそって、今から秋まで「ヒートブロック」で、熱中症対策をしてもらいたい。
(W.Season/ woofoo studio)