「ママチャリ」と呼ばれる自転車があるが、決してママだけが乗る自転車じゃない。私(男)も愛車にしていたことがありますよ。

一方、それとは逆の流れもある。もともとは男性人口が圧倒的に多かったはずが、だんだんと女性の増加が目立つ趣味が増えてきているのです。「鉄子」、「山ガール」、「釣女」なんて言葉もありますが。

そして、「自転車」を趣味にする女性も増えているらしい。確かに女性芸能人がトライアスロンやロードレースに挑戦したり、「自転車女子」という愛称が浸透していたり、注目度は年々高まる一方です。
しかし、ハードルの高さは相変わらず……。
サイズ選び、組み立て、調整・メンテナンス、聞き慣れない自転車用語などなど、女性が“ママチャリではない自転車”を選ぶ場合、そこには絶えず困難が付きまとうのが現状です。

だからこそ、注目したい! 自転車ブランド「DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)」は、自転車購入や乗車の際に、女性が感じる不安・悩みを和らげることを目的にしたポータルサイト「GIRLS DOPPELGANGER(ガールズ ドッペルギャンガー)」を、4月2日に開設したそうです。
「きっかけは『女性にも気軽に自転車を楽しんでほしい!』という女性社員の思いでした。女性の中で自転車人気は高まっているものの、ハードルの高さゆえ『難しそう』『わからない』と感じる女性は非常に多いです。当社自転車の購入を検討される女性の中にもサイズや組み立てに不安を感じる方は多く、お問い合わせをいただくこともありました。そこで女性が感じるそれらの不安や悩みを和らげるため、このサイトを立ち上げました」(担当者)

というわけで、実際にサイトを見てみました。
……おぉ、なるほど! 確かに“男くささ”は皆無。しかし、決してガーリーというわけでもない。活発な女性がその好奇心とともに、知識とやる気を蓄えることができそうです。
「このサイトの特徴は、“雰囲気”です。視覚、特に色の捉え方においてより繊細である女性のために、見たままの雰囲気を伝えられるよう写真を多用しました。女性社員監修のもと、色合い・写真の選定にもこだわり、女性らしい雰囲気の演出に力を入れています」(担当者)

そんな同サイトでは直感的にタイプ別・身長別で選べるようなチャートが構築されており、女性がフレンドリーに感じられるような工夫が施されている。
また、組み立ての説明ページや正しい乗り方のアドバイスページなども設けられており、女性の“サイクリングデビュー”を応援しています。
「まだまだ生まれたばかりのサイトなので、これからコンテンツを育成していく予定です。自転車のメンテナンスを解説したり、自転車ファッションの紹介なども考えています。今後の発展にご期待ください!」(担当者)

ではついでに、私も女性の“サイクリングデビュー”の後押しを兼ねたこの質問を。あの、女性に一番オススメの自転車って何でしょうか?
「女性に一番お勧めなのは、『330ROADYACHT』です。フレームの中央に“ミッドキャビン”と呼ばれるカゴが内蔵されたユニークな形状になっていますが、カゴが足の間に位置するのでひったくりされる危険性が減少します。
またデザインにもこだわり、かわいさと機能性を兼ね備えています」(担当者)
なるほど、荷物の多い女性に最適なミニベロですか。女性にピッタリ! ……いや、これは男の私も普通に欲しい!!

それにしても、やっぱり自転車っていいですよね。ぜひ、女性にも“スイーッ!”と乗りこなしていただきたいというか。
どこかで聞いたセリフだけれど、レディというよりガールな気がしてグッと来ます。
(寺西ジャジューカ)