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卒業式・入学式の挨拶は、なぜつまらないか

ライター情報:田幸和歌子

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卒業と入学の季節です。

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別れ、そして出会いの季節。
卒業式や入学式が各地で行われる時期だが、式の厳かな雰囲気のなか、児童・生徒が「また長い挨拶が……」とゲンナリしたり、アクビしたりするのは、今も昔も変わらない。

それにしても、卒業式や入学式の挨拶は、なぜつまらないのか。もちろん「厳かな式典で話を面白くする必要はない」「本来、面白くしてはいけない話や場面もある」という面はあろう。でも、「面白い話=笑える話、ふざけた話」ではない。誰かの心に何かしら響くものであっても不謹慎ではないと思う。

そこで、「つまらない」理由を考察してみたい。

■1・抽象的かつ使い回しの挨拶が多い
来賓代表挨拶を行うのは、たいてい教育委員会や市議会・区議会などのエライ人。子どもと直接触れ合う機会のない人たちのため、その学校ならでは、学年ならではの具体的エピソードはなく、抽象的かつ「使い回し」の話が多くなる。子どもにとっては、自分の体験や生活とリンクする部分がないため、なんら響かない。

■2・主役に対してよりも先に「大人への挨拶」がくる
「お忙しいところご臨席賜りました〇〇様、△△様」などと、冒頭で各所への挨拶を延々とするが、子どもにとっては直接接点がない人たちなので、名前も知らなければ顔も知らず、「誰?」状態。ときには、そんな挨拶をしている「身内」側の校長ですら、子どもたち一人ひとりの名前を把握していなかったり、子どもたちと日頃、全然話をしていなかったりして、子どもにとって身近な存在じゃないこともある。

ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

2015年3月27日 11時55分

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