東進ハイスクールの林修先生は、現代文の講師であるものの“数学的な思考”を重視しているらしく。
これ、文系の私にも理解できる部分があります。
あくまで個人的な考えですが、国語と数学は基本的に同じ。「すべての事象・物事はすべて数字で説明できる」なる北野武氏の語録が忘れられません。
とは言え、理系出身の方々と理解し合えない要素も日常生活ではチラホラ出てくるわけで……。

以前、コネタで“理系あるある”の紹介記事(下記関連リンク参)を書いたことがあります。
というのも、理系の生態をゆるく面白おかしく描いた連続ドラマ『理系の人々』 (ひかりTVで提供中)放送に際し、ひかりTVは「理系あるあるツイッター投稿キャンペーン」を実施。一般の方々からツイッター上で、“理系あるある”を募集しました。

その投稿の中で特によく出てきたのが、「キムワイプ」なる見慣れない単語。“理系あるある”として、以下のようなものが寄せられたようです。

●「キムワイプ」、研究室に所属すると誰もが最初に覚える単語
●眼鏡拭きはもっぱら、キムワイプ
●キムワイプのことを誰もが知っていて使ってると思っている
いや、知らないんですけど……。

「キムワイプ」とはどうやら、日本製紙クレシアより発売されている紙製のウエス(油や汚れを取るシート)のようです。主な使用用途は、実験器具の清掃だそう。ティッシュなどと違いパルプくずが出ないため、わずかなゴミや不純物等で結果に影響の出る実験には欠かせません。


その上、眼鏡ふきや鼻をかむ(若干難あり)までできる万能性が、理系から寵愛を受けている理由。この寵愛っぷりは、Amazonのレビューでも、「名前だけで買ってしまう」、「ちり紙とは別格」、「気になる方は試してみると幸せになる」、「これさえあれば何にでも使える」、「信頼のキムワイプ」、「好きです、キムワイプ」と、その愛の讃歌は止まらない!

そんなにイイものなら、文系にも用途がありそうじゃないですか? ……あるんです。例えば、こんな使い道が。
●シール等の粘着部分を復活させられる
●キッチンのガス台の油汚れ落としに最適
●マニキュア落としにも使える
(上記は個人の感想。使用感には個人差があります)
キムワイプの良いところと言ったら、「毛羽立たない」と「水に溶けない」でしょうか? 水を吸うけど水に溶けません。便利!

それだけじゃない。
キムワイプは、“娯楽”にもなる。なんと、キムワイプの箱を使った「キムワイプ卓球」なる競技も存在しており、これは理系の常識(?)とまで言われているらしい。
ちなみに、「国際キムワイプ卓球協会(KTTA)」なる組織の存在も確認しましたよ。同協会の日本支部には、200名を超える会員が所属しているらしいです……。

どうですか、キムワイプ。文系が知っていても損はない、ステキなものです。

(寺西ジャジューカ)