ドローンの魅力に取り付かれ、ドローン芸人としてドローン芸を披露したり、雑誌やイベントでドローンの楽しさを伝えている芸人、谷+1。(たにぷらすわん)(ワタナベエンターテインメント所属)。
海外からも賞賛されている彼に、ドローンの楽しみ方を教えてもらった。
ドローンマシュマロキャッチに海外から賞賛 ドローン芸人「谷+1。」
▲ドローン芸人、谷+1。(たにぷぷらすわん)

【ドローンでマシュマロキャッチ】


ドローンマシュマロキャッチに海外から賞賛 ドローン芸人「谷+1。」

ドローン芸人マシュマロキャッチ in LA【15秒動画】
AR.Drone2.0の機体の上部にマシュマロを置いて、機体を宙返りさせた勢いで口に入れる。
「1度ではできないこともありますが(汗)」
ほかに「ほくろ飛ばし」という芸などもある。

【ところで、ドローンってどうやって飛ばすの?】


ドローンマシュマロキャッチに海外から賞賛 ドローン芸人「谷+1。」
▲パロット製ドローン

ドローンマシュマロキャッチに海外から賞賛 ドローン芸人「谷+1。」
▲こちらも、パロット製ドローン。4月3日に発売されたばかり。

今回はドローンを実際に飛ばして見せてくれることに。
「高く飛ばす時があるので、必ず周囲を確認して安全な場所で飛ばします」
今回飛ばしたパロット製のドローンは安全性に優れていて、万が一、人や物に当たってもプロペラが瞬時に止まるようにできている。
ドローンマシュマロキャッチに海外から賞賛 ドローン芸人「谷+1。」

その1:地面が水平な場所に置き、スマホと接続する。(写真はハルを付けた状態)※屋内ハルをつけることでプロペラが直接当たらなくて安全です。
ドローンマシュマロキャッチに海外から賞賛 ドローン芸人「谷+1。」

その2:機体の後方に立って離陸させる。
しばらくは3メートルの高さで浮かせて、操作に慣れるようにすると良いとのこと。ドローンを使って、空撮や写真撮影も可能だ。
ドローンマシュマロキャッチに海外から賞賛 ドローン芸人「谷+1。」

その3:アプリ画面上のLANDINGボタンを押して、機体下に手を差し伸べて着地。(写真は操作画面の一例)
「怖がらずに試して、壊れたら直すことで楽しさを身につける。そうすると、愛情が生まれて大切にするようになります」

筆者も挑戦してみたところ、操作が非常に簡単。昭和っ子としてはラジコンヘリのイメージがあるが、音も小さく非常に軽やかに飛行する。


【谷+1、ロサンゼルスへ『ドローン芸・武者修行』】


何気なくドローンを買ったものの、その魅力にハマってしまった谷は、一層、ドローン芸を磨こうと、アルバイトなどでコツコツと貯めたお金で、ロサンゼルスに武者修行に飛び立った。
「英語は全く話せないんですけど、パフォーマンスライセンスをとって、ロサンゼルスのいろいろな場所でドローンを使ったパフォーマンスをしました」
現地の方のリアクションも上々だったという。

【突然、谷+1にフランスからオファーが!】


谷は、ドローン芸を動画サイト『谷プラスワンテレビ』に日々コツコツとアップしていた。アメリカから帰国後も、武者修行の様子を公開していた。すると、谷の目を疑うようなメールが届いた。
「ドローンの先進国、フランスのドローンメーカー『パロット社』の方が動画を見てくださったらしく、メールが届いたんです。まさかフランスから届くと思わなかったので、初めは冗談かと思いましたが、本物のメールでした!」
ロサンゼルスから帰国して僅か10日後のことだった。
何かしらのアクションをすると良いことがある訳である。
「ロサンゼルスとドローンはこれといって何の繋がりもなかったんですけど、『ロサンゼルスでパフォーマンスをやったら、何か良いことが起きるんじゃないか』と思って行ったんです。ロサンゼルスの方に喜んでもらった動画をアップしたのも良かったのかもしれません」
根拠のない自信と行動力は大事なのであった。

それからというものの、谷はドローンに関するイベントに呼ばれて、ドローン芸を披露したり、雑誌でドローンの魅力を紹介するようになったのである。
ドローンマシュマロキャッチに海外から賞賛 ドローン芸人「谷+1。」
▲小型ドローンを谷+1。の部屋で飛ばしているところ。彼の人生は、まさに『全ては好奇心と覚悟である』。

谷はインタビュー中、「とにかくまわりに迷惑をかけない事が大事」と、口が酸っぱくなるほど言っていた。
「決められたルールの中で最大限に遊べる人が素敵だと思います! ワクワクな気持ちを持って、ドローンを空へ飛ばしましょう!」
谷+1。
芸歴10年、芸人としてはまだ低空飛行気味だが、気持ちは空に飛んで行っているのであった。
(取材・文/やきそばかおる)

『Taniplus1TV』海外武者修行中の、ドローンパフォーマンスの動画も。