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受験生注目の「するりと入れる」両国・回向院に行ってみた

2016年1月31日 10時00分 ライター情報:田幸和歌子
受験シーズン真っただ中。

東京の合格祈願スポットといえば、「湯島天神」が有名で、他には「亀戸天神社」「谷保天満宮」などが挙げられるが、そうした「学問の神様」とは別の理由で受験生に人気のスポットがある。

墨田区両国にある「回向院」だ。

理由は、鼠小僧次郎吉のお墓があること。
鼠小僧は実在の人物で、「甲子夜話」によると、武家屋敷にのみ押し入ったために、庶民から義賊扱いされたそう。
それが後に江戸時代の戯作者・河竹黙阿弥が「権力者である大名家に侵入し、庶民に盗んだ金を配る」という鼠小僧の物語を書いたことで、人気となった。
本来はお金に関係している人物なのに、受験生に注目されるようになった理由は、鼠小僧がどこにでも「するりと入れる」ことから。

1月某日、実際に行ってみた。JR両国駅西口から徒歩3分。ちょうど大相撲の1月場所中で、道中、何人もの力士とすれ違う。それだけでなんだか縁起が良い感じもある。



門をくぐり、いちばん奥にあるのが、鼠小僧の墓(教覺速善居士)で、すぐ手前には「お前立」という白い石があり、削って持ち帰って良いことになっている。





「受験生に人気」と聞いていたので、大変な行列などを想像していたが、案外静かなもので、それでも受験生の両親らしき人たちの姿がチラホラ。

お前立のまわりには小さな石と歯ブラシが置かれていて、みんな真剣な顔で小さな石を片手に持ち、お前立を削る→粉状に欠けた破片を紙などに集めて持ち帰っていた。
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ライター情報: 田幸和歌子

書籍出版社、広告制作会社を経てフリーに。月刊誌・週刊誌・夕刊紙などで執筆中。

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