カンチョーしたりされたりで地球一周を目指す
一方で、こんな繋がり方もある模様。タカラトミーアーツは5月中旬より『KAN-CHO』(200円)なるカプセルトイの発売を開始します。

ちょっと見にくいですかね? 横から俯瞰してみましょうか。

カンチョーしてる人のうしろにカンチョーしてる人がいて、そのうしろにまたカンチョーしてる人がいて……。即ち"カンチョーしてる人"は"カンチョーされてる人"でもあるわけです。指とお尻を媒介に人と人とが繋がり、それが無間地獄のごときエンドレスで続いていく。
「ぜひ複数個購入していただき、地球一周させてほしいですね」(担当者)
なんなの、その大志は……。
ところで、どうしてこのようなフィギュアを商品化したのか? メーカーに伺ってみました。
「『繋がるガチャフギュアがあったら集めるのが楽しそうだな』と思い落書きをしていたら、カンチョーで"人と人が繋がっている"絵ができてました。カンチョーというイタズラは誰でも親しみがあり、コミュニケーションの目的で"人と人が繋がる"部分もあります」(担当者)
とは言え、商品化に至るまでの道は秘密裏だった。
「社内では『くだらない企画を進めてる』と思われたくなかったので、みんなにカンチョーのフィギュアを制作しているとバレないように作業しておりました」(担当者)
残念ながら、同僚の人たちとは繋がれなかったのか……。
課長と女子高生とくまがカンチョーのやり合い
ちなみに、『KAN-CHO』のラインナップは6種類です。
●課長


●女子高生


●ロックンローラー


●OL


●くま(茶)


●くま(ピンク)


あまりにも多岐にわたる人・動物たちが、全員カンチョーしてる(されてる)な……。でも、なぜ彼ら彼女らがキャラクターとして起用されたのだろう?
「一目見て何をやっているのかがわかるキャラクターを選出しています。さらにシークレット的な存在を考えていたところ、着ぐるみを着たくまができあがりました。思いのほか可愛いらしかったので『女性にもこのフィギュアを集めてほしい!』と、ピンク色も作ってもらいました」(担当者)
もちろん、こんなフィギュアに好事家が食いつかないわけがない。
「ネット上で発表したところ意外に反響が良く、SNSでは『ピンク(くま)が気になる!』など多くのコメントをいただけているようで安心しました」(担当者)
そして、今後の展開について。
「キャラクターをどんどん増やしていきたいです。すでに濃いめのキャラクターをいくつか考えています! フィギュアをたくさんつなげたり、友達と繋げ合いっこしたり、いろんな意味で繋がっていくフィギュアになってほしいです!!」(担当者)
まだ、キャラクターが増える? これは、本当にカンチョーの輪で地球一周できてしまいそうな勢いだ。
(寺西ジャジューカ)