"炭酸飲料界のエンターテイナー"木村飲料(静岡県島田市)が、また前代未聞の商品を発表した。
過去には『カレーラムネ』や『うなぎコーラ』などを生み出し、この春の『さくらコーラ』や、ナムコとタッグを組んだ『ポテトチップス味コーラ』が記憶に新しいところだが、今度の新作はそれらのインパクトをはるかに上回る"まさかの"フレーバー。

なんと、『うめぼしコーラ』&『たくあんコーラ』なのだ!

発想の原点は、白米に合うコーラがなぜないのか?


白米に合う!?「たくあんコーラ」から香る大根風味がリアル
『うめぼしコーラ』『たくあんコーラ』各240ml/オープン価格 
6月18日(おにぎりの日)より発売開始

「外国人が大好きなハンバーガーに合うコーラはあるのに、日本人が大好きな白米に合うコーラがなぜないのか?白米に合う飲み物といえば緑茶、という常識にとらわれず、誰もが予想だにしない逆転の発想で『白米に合う!?コーラ』の開発に着手いたしました」(木村飲料株式会社 営業本部 塩澤さん)

多少、常識にとらわれてもいい気がするほどに、チャレンジ精神にあふれすぎである。しかも、白米に合う味ということで、ご飯のお供のツートップである梅干とたくあんを採用するとは並みの発想ではない。梅干はまだわかるけど、たくあんだよ、たくあん……。

『たくあんコーラ』に関しては、たくあんを再現することができる原料がないことから、一度は企画自体が暗礁に乗り上げたという。しかし、「大根エキス」に着目することで、しょっぱくてどこか甘い、たくあんならではの味を探求。国産の大根エキスにより、リアルな大根の風味を感じる納得の味に仕上がったそうだ。

『うめぼしコーラ』についても、本場・紀州産の梅果汁にこだわり、コーラの中にダイレクトに梅の味を感じられるようこだわったという。

開発に費やした期間は実に2年。難産の末に誕生した意欲作なのだ。

早速、ご飯と合わせて飲んでみた!


開封すると『うめぼしコーラ』は甘酸っぱい香り……うん悪くない。
『たくあんコーラ』は……確実にたくあんのアノ匂いだ……。飲むのが、正直怖い……。
しかし、「白米に合う!?」と掲げられている以上、ご飯と一緒に味わわないわけには行くまい。

白米に合う!?「たくあんコーラ」から香る大根風味がリアル


まずは、ある程度想像が付く『うめぼしコーラ』から。
ご飯をほおばってから、いただきます!
……ん、しょっぱい!後に続く濃い甘味に酸味と炭酸が追い打ちを掛ける。何とも複雑な味わいだが、妙に惹きつけられる味なのは確か。強く感じる塩味がご飯となじませているのだろうか……?

そして、『たくあんコーラ』。こちらもご飯と共にいただきます!
……これまた、しょっぱ甘い! あぁ…たくあんの汁だコレ……。モロにたくあんだ。シュワシュワするたくあんの汁だ…再現度はハンパない。
ご飯を噛み締めるたびに広がるたくあんの味。未知との遭遇すぎて笑うしかないかも……。

木村飲料社長は毎日愛飲中!


木村飲料の木村社長の最近のお昼は『たくあんコーラ』『うめぼしコーラ』とおむすびだという。

白米に合う!?「たくあんコーラ」から香る大根風味がリアル


「何回飲んでも笑っちゃう美味さ!こんなにも笑いが止まらない炭酸飲料は他にはないですよ。明日もお昼はこの組み合わせです!」(木村社長)
なんともお茶目な社長だが、確かに笑いがもれてしまうのは間違いない。これは断言できる!

コーラとは一体何なのか?を考えたくなる衝撃作。
それにしても木村飲料、炭酸業界をぶっちぎりでリードしすぎである……。
(バーグマン田形)