開店してから10分間しか食べられない幻のパンケーキがあるのをご存じですか？ それは上野広小路にある「うさぎやCafe」の朝メニューです。
ここは大正4年に創業した老舗の和菓子屋「うさぎや」が運営しているカフェで、「うさぎや」が作ってきた昔ながらの和菓子の味をできたてで堪能できるということで、人気があるのです。
「うさパンケーキ」がどんなものなのか、公式サイトを見てみると（以下引用）
毎朝9時から9時10分の間にご来店いただいたお客様にご提供可能なmenuです。焼きたてのどらやきの皮がうさぎやから届きます。
※皮の真ん中に発酵バターを挟み、半分にして、手で持ってお召し上がりください。溶け出したバターをお召し物に零さない様にご注意ください。
とのこと。これは食べたい！！ 美味しいもの好きの筆者としてはいてもたってもいられず、早速早起きして食べに行ってきました！
朝早く起きて「うさぎやCafe」に行ったら…
「うさぎやCafe」のオープンは朝9時です。
ここから10分間だけの販売ですから、開店数分前にはお店についていたいところ。
ということで、15分前にお店の前に到着すると…いますいます、「うさパンケーキ」が目当ての方たちが並んでいました。私が到着した時点で、だいたい10人くらいです。男女比は半々くらいでしょうか。意外と男性もいらっしゃいます。
お店の前の看板を見ると、「うさパンケーキ」の案内と、そして通常メニューの案内が。
公式サイトをみると、昼のメニューにはどら焼きをそのままフレンチトーストにした「うさどらフレンチ焼き」がちょっと気になります。
これからの季節にぴったりな「うさ氷」なんかもあるようです。
9時になると、お店の方が出てきて、案内をしてくれます。
混雑回避のため、相席をしてもらうようにしているとのこと。私も一人でしたので、同じお一人様の女性の方と相席になりました。
たった10分間しか注文できない「うさパンケーキ」の味は？
早速メニューを確認！
朝はこの「うさパンケーキ」のみの提供とのこと。なので、まずはドリンクを選びます。
私はお店でも販売している焙煎コーヒーを注文してみました。
ご一緒した方は、「うさぎや」の餡を使った「うさ餡ミルク」。牛乳と甘さ控えめの餡の相性が良さそうなドリンク！ 他にも煎茶などを選ぶことができます。
「うさパンケーキ」はできたてのどら焼きの皮を使った、和菓子屋ならではのパンケーキなんですが、この「パンケーキ」を本店の「うさぎや」より運んできてくれます。
そのパンケーキが届くまでの間、メニューに書かれたパンケーキの食べ方を確認…。なるほどなるほど…。
コーヒーを飲みながら待ってると、各席にお皿が運ばれてきました。
ここにはまだパンケーキは乗っていません。焼きたてを持ってきてくれるまでこのままで待機します。
できたてどら焼きの皮と発酵バターと餡のコラボレーション！
お皿がセッティングされてから数分後、表からスタッフの方が戻ってきました。手にはできたてほやほやの皮が入ったと思われる入れ物が！ いよいよ各お皿にどら焼きの皮が配られます。あ、バターと餡が入った器が耳なんですね。うさぎの顔になりました。
おお！ 甘い匂いが漂ってきます。そして、ツヤっとした感じが明らかに普通のパンケーキと違います。まさにどら焼きの皮です。
しっとりふわふわの皮は、他のパンケーキのお店では見たことありません。できたてなので、まだ暖かいです。では早速、食べ方を見ながらいただきましょう。
まずは、一枚を広げて発酵バターを塗ります。
バターを溶かすように半分に折ってしばらく待ちます。そして実食。
おお！ 発酵バターが溶けて深い味わいです。皮の甘さとバターのしょっぱさがぴったり。できたてでないと味わえない美味しさです。
次にうさぎやさんご自慢の餡をのせてみます。これもかなり美味しい！発酵バターの塩気と餡のほのかな甘さがいいのです。どら焼きとは全く違う美味しさの発見です。
パンケーキは4枚あるので、かなり満足できました。一緒にいらしてた方も美味しさに感動していましたよ。和と洋の美味しさのコラボレーションというのは、とても面白く、新しい発見でした。
お店の席に限りがあるので、一番最初の回で入れないと食べれないと思います。みなさん早めに来店してくださいね。この「うさパンケーキ」は早起きして食べる価値はありますよ！
（西門香央里）
