しかし、実は夏のなすもいいみたい。というのも今、オイシックスは夏季が旬のなすを一挙に4種オススメしているそうなんです。
今回はそれらを取り寄せ、それぞれ食べ比べてみました!
なすなのに白い!? 「ホワイトなす」
まずは、イタリア系品種で「ナスニン」という紫の色素を含まない、真っ白で大きななす「ホワイトなす」(税抜280円/1本150g)から行きます。

少し厚めの皮に包まれた果肉が驚くほどみずみずしく、火を入れるととろみが出てコクが増し、とろっとなめらかな食感になるのだそう。
これ、簡単にいただけるレシピを教えていただきました。
●ステーキ
1.ホワイトなすを厚さ2cmくらいに切る。

2.フライパンにオリーブ油を少ししき、なすの両面をしっかり焼く。

3.焼いたなすの上に味噌をのせて田楽風にしたり、さっぱりとかつおぶしとしょうゆをかければ完成!

これを口にしたら、たしかにトロッとしてる! あと、視覚的効果もあるんでしょうか? クリーミィな食感のおかげで、マイルドな印象があります。それでいて、なす特有の香ばしさは十分! 醍醐味を失わず、一方で苦手な人もバクバク食べられるなすじゃないでしょうか?
「特徴の白を残されるようでしたら、調理法として“揚げなす”がおすすめです」(オイシックス担当者)
約30cm! 大きくてふわふわ「シフォンなす」


デカい! 熊本県の在来種である赤なすを品種改良してできたオリジナル品種「シフォンなす」(税抜390円/1本240g)です。アクや種が少なく、甘みがあり、通常のなすの2倍くらいある大きさ(太さ)が特徴。アク抜き不要で食べられるそうです。
「皮のまま丸ごと焼きなすにすれば、そのボリューム感を見て楽しめるし、味わって楽しめるし、お得です! あと、実が通常のなすに比べやわらかいので、煮物などにはオススメしていません」(生産農家によるコメント)
というわけでアク抜きせず、大きめカットで鶏肉と一緒に焼いていただこうと思います!



炒めたこれを食べてみると、「とろ~りしてる」が第一印象でした。肉質がやわらかくて弾力性があるんです。感覚的にも物理的にもボリューミー。
今回はしょうゆで味付けしましたが、元が甘み強めなので素材を活かした調理法がいいと思います。生のままオリーブ油と塩でサラダにすると、リンゴのような味と食感が味わえるそうですよ!
キラキラした見た目は宝石のよう! 「ジュエリーなす」
赤みがかったなすに白の縞模様がキラキラ光っているように見えて美しいことから、 「ジュエリーなす」(税抜280円/1本120g)と名付けられた、この品種。

「『外見がきれいで箱を開けた時にびっくりしました』『見た目が華やかで、食卓のテンションが上がります!』といった反響が、今までに寄せられています」(オイシックス担当者)
気になる食感ですが、皮が薄めでコクがあるのだそう。
「煮崩れしにくい特徴から、煮込み料理やスープに入れると美味しくいただけます」(オイシックス担当者)
このなすについても、簡単にいただけるレシピを教えていただきました!
●なすのおひたし
1.なすを2~3mmの薄さに切り、水に漬けアク抜きする。

2.フライパンにごま油を引き、なすを炒める。
3.しんなりしてきたら、めんつゆを加えて混ぜ合わせる。

4.お皿に盛って完成! お好みで、かつおぶしやおろしたしょうがを乗せていただく。

これを口に入れると、「煮崩れしにくい」という特徴がすごくわかります。食感が、すこぶるしっかりしてる! 薄めにカットして調理すると、売りである“コク”が倍増します! ちょっと焦げ目が付いたくらいの焼き加減にすると、本当にたまりませんねぇ……。ジュエリーチックなルックスなのに、かなり男っぽいテイストでした。お酒のあてとして、最適でしょう!
マシュロのようにやわらかい! 「なすマロ」
ふわっとした果肉と薄い皮の食感がマシュロのようにやわらかくもっちりしており、ほんのり広がる甘さが特徴の「なすマロ」(税抜298円/1袋200g)。

このなすを簡単にいただけるレシピは、以下です。
●焼きナス
1.なすを半分に切り、皮側に斜め格子状に切れ込みを入れる。

2.水切りしたら、油をひいてなすの皮側を中火で1分焼く。

3.なすを裏返して水を大さじ2杯加え、ふたをして中火で3分蒸す。

4.なすがやわらかくなっていたら完成! お好みでしょうゆ、ポン酢などをかけていただく。

これを食べると、蒸す調理法も相まってメチャメチャやわらかでした。歯で噛む前にとろけて消え、なすの甘みだけが口の中に残ってるんです。なんだ、こりゃ……。まさにマシュマロ、まさに「なすマロ」! このやわらかさを利用し、レンジでチンしてお子さんの離乳食に活用しているママさんもいるそうですよ!
……という、夏が旬の変わり種なすたち。どうでしたか、変わってたでしょう? なすはなすでも、全てが新境地のなすばかりでした。見た目もテイストも、初体験すぎます!
(寺西ジャジューカ)