携帯できるパスタ爆誕! 衝撃の「スパゲッティドーナツ」を食べてみた

現在、ニューヨーカーに大人気だという「スパゲッティドーナツ」。なんと、スパゲッティをくるくると丸めてドーナツ型にし、バジルやチーズなどのフレーバーをつけ、こんがり焼き上げた衝撃的な見た目の食べ物だ。

大阪・阿波座にあるファストフード型パスタ専門店「ぱの家」が日本でいち早くスパゲッティドーナツを独自レシピで開発、9月10日より販売スタートしたということで食べに行ってきた。


中年男性が入りやすい牛丼屋のような店構え


携帯できるパスタ爆誕! 衝撃の「スパゲッティドーナツ」を食べてみた
携帯できるパスタ爆誕! 衝撃の「スパゲッティドーナツ」を食べてみた

パスタ屋といえば女性客を意識した店が多いなか、「ぱの家」は中年男性をメインターゲットにしているため、牛丼屋のように入りやすい店構えをしている。男性って意外に喫茶店の大盛りパスタとか好きですよね!? メニューも「ルパンのミートボールパスタ」など、満足感重視のボリューミーなラインアップが多い。この日は店頭にワゴンが出ており、かわいいお姉さんが新発売のスパゲッティドーナツをアピールしていた。


パスタをドーナツ状に丸めた衝撃の見た目


携帯できるパスタ爆誕! 衝撃の「スパゲッティドーナツ」を食べてみた

開店後すぐにお邪魔したので、ショーケースにはつくりたてがたくさん。ウォーマーで温められており、コンビニのホットスナック感覚で買える。食べ歩き用の小袋に入れてくれるので、その場ですぐにパクッ、なんてことも可能だ。
とりあえず、「トマトチーズ味」「カルボチーズ味(カルボナーラ)」「バジルチーズ味」の3種類を1個ずつ買ってみた。
ドーナツと銘打ってはいるものの、もちろん甘いテイストのものはなく、ベーシックなイタリアンテイストがセレクトされている。
9月14日(金)まで、通常は200円のところ、お試しキャンペーン中で1個100円であった。
携帯できるパスタ爆誕! 衝撃の「スパゲッティドーナツ」を食べてみた

見た目よりずっしりと重く、1個でもかなりのボリュームあり。とりあえずトマトチーズ味を食べてみたところ、外側はカリッとこうばしく、中身はもっちりしており、まさしく「携帯できるパスタ」といった感じ。食べ進むと、固めてある麺がぱらり、とほぐれてきたりしてパスタ好きにはたまらない!
茹でてからやや時間を置くことでモチモチ感が増しているところが特長。サンドイッチやハンバーガー、おにぎりとはまた違った、新感覚のテイクアウトメニューになりそうだ。



歩きながらパスタを片手で食べられる!


「ぱの家」を運営する株式会社ウェブシャークに開発秘話などうかがってみた。
「以前から弊社では、サンドイッチのように片手で気軽に食べられるパスタメニューが何かできないだろうか、と考えていました。パスタをホッドドック状にしてみたり、トルティーヤで巻いてみたり……でも、これというものが見つけられずにいたところ、ニューヨークでスパゲッティドーナツなるものが流行っていることを知りました。弊社にお菓子づくりの得意なスタッフがいるので、試行錯誤しながら独自のレシピを開発しました。ランチメニューとしてはもちろんですが、テイクアウトして、差し入れやピクニックメニューなどにしていただけたらいいですね」

なお、作り方としては、同店のパスタメニューでも使っているイタリアのブランド「Divella(ディベラ)」の麺を茹でて、片栗粉などのつなぎを入れ、特製ソース&チーズなどを加え、ドーナツ型に入れて焼いているそうだ。テイクアウトで持ち帰った後、冷めてしまった場合は、電子レンジやオーブントースターで温めて食べるのがオススメとのこと。フライパンなどで焼いても、カリカリ感が増しておいしいかもしれない。



炭水化物を満喫できる麺+粉の最強タッグ


発売初日はあいにくの雨にもかかわらず、昼過ぎには早々に品薄になったそう。ランチにパスタを食べた後、もの珍しさからいくつか買っていく人が多かったそうだ。ちなみに、3種類の中で一番人気は、いまのところ「カルボチーズ味(カルボナーラ)」とのこと。
携帯できるパスタ爆誕! 衝撃の「スパゲッティドーナツ」を食べてみた

「ぱの家」店内。まさしく牛丼屋のような一人席が手前にあったり、2人席も間に仕切りが設けられてたりと、ファストフードっぽいつくりになっている。スパゲッティドーナツは店内で食べることも可能で、今後はパスタとセットにしたお得なメニューなども考えているそう。
新フレーバーも現在、考案中とのことなので楽しみ~。
もともと関西には「モダン焼き」という焼きそば入りお好み焼きの文化があるが、麺と粉の組み合わせはちょっと似ているかも!? そんなわけで、スパゲッティドーナツは果たして今後ファストフードとして定着し、全国的に広まっていくことができるのか……今後の健闘をひそかに見守っていきたい。
(まめこ)