リオ五輪閉会式で行われた、2020年の東京五輪に向けた日本のパフォーマンス。『スーパーマリオ』『ドラえもん』『キャプテン翼』などの世界的な人気キャラクターたちが出演した映像に安倍首相のマリオコスプレと、大きな話題を集めたが、あるマニアたちがすごーく細かいところに注目し、あれやこれやとTwitter上で議論している。

時計マニアの視点が面白い! 安倍首相が閉会式でつけていた時計は!?


リオ五輪閉会式で上映された2020年の東京五輪ティザー映像の中で、安倍首相が腕時計を見るシーンがあった。これに時計マニアがTwitterでするどい指摘をした。なんでも安倍首相はセイコー(SEIKO)の愛用者らしいのだが、この映像内ではオメガ(OMEGA、Ω)のコンステレーションという腕時計をしていたというのだ。




この理由として、オメガがリオ五輪、東京五輪の公式タイムキーパーだからといった理由が挙げられているが、さらなる考察により、その時計が安倍首相の私物で、50年ほどまえのビンテージものだという説も浮上していった。

よりマニアックへ! 安倍首相のオメガ時計から見える事情


まず、なぜ安倍首相の時計が私物だと噂されているかというと、「まともな国の政治家は時計メーカーの介入を受けず、自分で買ったもの以外付けない」「安倍首相の時計は相当な年代モノで、企業からの安易な提供とは考えにくい」「仮に貸し出すならビンテージものではなく現行品を貸した」といった理由から。

時計ジャーナリストで時計専門誌『クロノス日本版』主筆をしている広田雅将氏は自身のTwitterで、「安倍さんの時計の件、オメガ博物館の館長にも照会中」「博物館は物を貸してないと断言。確かに博物館の収蔵品なら、あの変わったブレスのモデルは出さない」とツイートしている。
他にもオメガの広告代理店が安倍首相に時計をつけさせたなどといった説があるようだが真偽は不明。世間がマリオやドラえもんで騒いでいる中、ひたすら時計についてあれやこれやと考察する姿勢、これこそ真の愛好家というものなのだろうか。

画像出典:Norio NAKAYAMA / オメガ新策ウォッチ発表会 2015 #OMEGA (from Flickr, CC BY 2.0)