ネット上にあふれかえっている広告表示。中には面白そうでついついクリックしたくなるものも存在するが、ある世代のネットユーザーはネット広告への警戒心が強く、なかなかクリックしないとTwitter上で話題になっている。


警戒心が強くて広告をクリックできない世代


Twitterユーザーの@kuroda_osafuneさんは、Twitterに「『おっ、面白そうなツイートだしRT……プロモーションじゃねーか!(ビターン』みたいな流れ、稀にある」と投稿。「そもそも僕ぐらいの世代に根付いている『ネット広告はクリックしてはいけない』という強い自衛意識とプロモーションツイートという形態が全くマッチしない」と続けた。

プロモーションツイートとは、個人や企業が有料でTwitterユーザーのタイムライン上に表示できる広告のこと。見た目も通常のツイートとほとんど変わらず、リツイートしたり「いいね」を押すことができる。

フラッシュ世代はネット広告をクリックしない!?


この投稿に、一部ユーザーから共感の声が上がる。特に「Flash」というフォーマットで作られた動画が2ちゃんねるで大流行し、海外の曲に空耳の歌詞をつけた動画などが人気となった「FLASH黄金時代」と呼ばれる2000年代にネットを経験している世代からは、「あの頃の掲示板とかでリンク踏むのはあり得なかったからな」「フラッシュ世代は広告踏まないよ」との声が。

その頃のネット広告や出自の分からないリンクと言えば、ワンクリック詐欺や、ブラウザやOSに悪影響を及ぼす「ブラクラ」、さらにはウイルスに繋がっていることもあり、当時を知る人々のネット広告への警戒心は相当なもののようだ。

しかし、このような人ばかりでは運営側の収益にならないのでウェブサービスとして継続することが難しくなる。なかには、時間のある時は広告を自発的にクリックして「応援」するユーザーもいるようだ。