群馬県の関越自動車道をダチョウが逃げ回るという珍事件が2016年11月7日に起こり、Twitterにはダチョウの写真や動画が相次いで投稿された。

トラックから逃亡したダチョウが高速道路を爆走


事件はあるドライバーが「ダチョウがトラックから逃げ出して高速道路上を歩いている」と警察へ電話したところから始まった。通報を受けた警察と高速道路のパトロール隊員が群馬県・高崎ジャンクション付近に急行し、体長1メートル80センチにも及ぶメスのダチョウ1羽を発見。ロープを使って捕まえようとしたがダチョウが逃げ回ったため、警察がそれを追いかけて回った。







警察官を翻弄するダチョウ


早朝ということで高速道路を利用する人は少なかったようだが、ダチョウの逃亡劇を目撃した人からは「走るダチョウを警察の人が必死に追いかけてた! 捕まえられるのかな?」「関越走ってたら走行車線のど真ん中にダチョウが鎮座してたわ」という声が続出。Twitterには、ダチョウの様子を撮影した動画付きで「高速道路にダチョウいたんだけど!笑」とツイートがあった。そこには、しっかりとした足取りで道路横を優雅に歩いているダチョウと、ダチョウの行く手を阻むように白い布のようなものを持って待ち構えるパトロール隊員の姿が収められている。

ほかにも、走るダチョウを必死においかけるパトロール隊員や歩くダチョウの姿、道路に座り込むダチョウに後ろから迫るパトカーなどの動画や画像が複数公開されている。最高速度70キロを誇るダチョウの俊足には警察も手を焼いたようだ。

早朝からの逃亡劇は、埼玉県の飼育業者が合わせて16羽を茨城県の施設に運ぶ途中に発生したとのこと。捕獲時に車線を通行止めにするなど一部で障害は出たものの、最後はけが人もなくダチョウを無事に捕獲することができ、追いかけっこは警察の勝利というかたちで幕を閉じた。