グルメジャンルのなかで大きな人気を誇る“焼鳥”。そんな焼鳥の食べ方に関して、ある居酒屋の店主が「焼き鳥は串から外さずガブリついて食べて下さい!!(泣)」と、自身のブログを通して発信。
このことをきっかけに、焼鳥をそのまま食べる派と串から外して食べる派の意見がぶつかっている。

スタッフ側の焼鳥への想い


自身の思いをブログに綴ったのは、焼鳥をメニューで扱っている居酒屋の店主・yamagetanさん。11月25日に「焼鳥屋からの切なるお願い」というタイトルで、こんな事を言える立場ではないという前置きをしたうえで、「ここ数年。大多数のお客様が、焼き鳥を串から外してシェアをして食べられています。焼き鳥として…凄く悲しい」「たかが一本でも。その一本の中にドラマがある!」と焼鳥への熱い想いを述べた。食べる人のことを考えてお肉の刺し方や塩の振り方にまでこだわっていることを明かした。


「その焼き鳥が…テーブルにつくなり、バラバラに。これだったら切った肉をフライパンで炒めても同じです。焼き鳥じゃないし。刺す意味ないし。悲しい。絶対に美味しくない。
焼き鳥って。いつからこうなってしまったのでしょう」


ブログには同様の内容を書き込んだホワイトボードの画像をアップ。冒頭に「だれか!! ツイートして下さい!!」と書き込まれていたこともあり、この内容はSNSを通して数日で拡散した。「ホントにその通り! 焼鳥は串で食べるから美味しいんだと思う」「そもそもなんでバラバラにする必要があるんだろ?」とこの店主の意見に賛成する声が続出。その一方で、「わたしは美味しいと思ったものをみんなと食べたいからシェアOKだな」「人前で串のまま食べるのは恥ずかしい」と反対する意見も。

また、「言ってることはよく分かる。
でも、食べ方まで強要されたらちゃんと味わえない気がする」「本人が良いと思う食べ方が一番おいしい」と、どちらでもないという意見も多く上がった。

マナーレベルが高い串料理


様々な意見が上がったが、実は焼鳥には食べ方のマナーが多いといわれている。串から外さすにそのままかぶりつくということをはじめとして、そのまま食べる場合にも、お肉を歯で噛んだ状態で串から抜き取るのはNG。正しい食べ方として、1つ~2つ目はそのまま食べて、それ以降は串を横にした状態で上下に分けて食べると紹介しているところが多いようだ。

しかし、いくら正しい方法とはいってもこの食べ方に抵抗を持つ人もいる。そんな人のために、2つ目、3つ目以降は箸を使ってお肉を食べやすい位置まで移動させてから食べるという方法を推奨しているお店もある。
串から外して食べるという行為が悪いわけではないが、場合によってはマナー違反と思われることもあるようだ。