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トローチをかみ砕いてはいけない理由 薬剤師に聞いてみた

2017年3月19日 08時00分 ライター情報:石原亜香利


「トローチ」は本来、歯で噛み砕いてはいけない薬である。
そもそも「トローチ」とは何なのか。そしてなぜかみ砕いてはいけないのか。かみ砕くことで、どのようなリスクがあるのか。そんなトローチにまつわる素朴な疑問を薬剤師に聞いた。

トローチとは何なのか


トローチといえば、風邪を引いて喉が痛いときに処方されたり、ドラッグストアや薬局などに売られていたりする錠剤である。ここ最近ではコンビニエンスストアでも見かけるようになった。

トローチとは、医薬品の規格基準書「日本薬局方」 によれば、口腔用錠剤の一つで、正式には「トローチ剤」と呼ぶそうだ。

(1) トローチ剤は,口腔内で徐々に溶解又は崩壊させ,口腔,咽頭などの局所に適用する口腔用錠剤である.
(2) 本剤は,服用時の窒息を防止できる形状とする.
日本薬局方


口の中で溶かして服用する薬だと明記されている。このトローチ、どうやらかみ砕いてはいけないようだ。スギ薬局の薬剤師 明田恭輝さんに詳しく聞いてみた。

「トローチ剤は、口腔・咽頭での局所作用を目的とした剤形です。口腔内に長く留まらせることで効果を発揮します。噛み砕いてしまうと、薬剤が溶けきらないまま飲み込んでしまう可能性があります」

トローチをなめていると、思わずかみ砕いてしまうことがある。どんなリスクがあるのかと尋ねると、かみ砕くと「薬剤の効果を十分に得られず、治癒が遅れます」とのことだった。

かみ砕いていい「チュアブル剤」との違い


ところで、薬の中には、かみ砕いていい「チュアブル剤」というものもある。このチュアブル剤とトローチ剤との違いはどこにあるのだろうか。

「トローチ剤は局所作用を目的とし、噛み砕かず、口腔内で溶かす必要がある剤形。軟膏やうがい薬と同じ『外用薬』に分類されます。
一方、チュアブル剤は全身作用を目的とし、噛み砕いて服用することで、体内で吸収されやすくなる薬です。錠剤やカプセル剤と同じ『内服薬』に分類されます」

薬の作用する場所が体の外か内か。これがかみ砕いていいかどうかの違いのようだ。

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ライター情報: 石原亜香利

ウェブ・雑誌などで執筆するライター。美容・健康・ダイエットネタからビジネス・マネーネタまで、人が知りたい情報をとことん突き詰めてご提供中。

URL:http://akari-ishihara.hatenadiary.jp/

コメント 2

  • 匿名さん 通報

    薬でなくても、ハードキャンディを普通ガリガリ噛むかね?

    0
  • ?・? 通報

    平成28年合格・登録した新米薬剤師の意見聞いても・・・ 単なる薬局の宣伝かな?

    0
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