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「大阪モダン焼き」裏蓋に宿るリアリティ 食品サンプル職人のコンペが凄かった

2017年5月19日 08時00分 ライター情報:スズキナオ
先日、Twitterを見ていて思わず目が止まったのがこちらのツイート。

“「お椀からこぼれる味噌汁をリアルに表現した食品サンプル」型のスマホスタンド”、という、かなり複雑なひねりが効いたグッズだ。



欲しい!と思って、ツイート元の情報を掘り下げていくと、このグッズは株式会社いわさきという食品サンプルの老舗メーカー(創業は昭和7年だとか!)が作っているもので、会社の公式Twitterアカウントではそれ以外にも、
「ハム型しおり」

「しめじカチューシャ」

「ご飯マグネット」

など、何気なく使っていたら相当驚かれそうなグッズが多数紹介されていた。

こうなってくると、「株式会社いわさき」が一体どんな企業なのか一気に気になり始める。大阪市東住吉区に本社を置く会社で、タイミング良く、2017年4月28日~5月7日までインテックス大阪で開催される「'17食博覧会・大阪」に出展していたり、2017年4月29日、30日にはATCエイジレスセンターで「食品サンプルの世界展2017」という展示イベントを開催する予定だということがわかった。

株式会社いわさきを深く知るためには行かねばなるまい!と気合を入れ、ATCエイジレスセンターで開催される「食品サンプルの世界展2017」の方に足を運んでみることにした。


食品サンプル製作者の技術を競うコンペ


こちらの展示内容のメインとなるのは、2017年に開催された「いわさき製作スキルコンペ」に出品された作品の数々だ。公式サイトによると、株式会社いわさきでは毎年、社内の食品サンプル製作者の全員を対象にコンペを開催していて、そこには普段の業務で作るものとは違った自由な発想によるオリジナリティ溢れる食品サンプルが出品されるのだという。つまり、各製作者のアイデアと技術が試される場なのである。

会場に着くとスタッフの方に投票用紙を渡され、どの食品サンプルが良いと思ったか、投票できるようになっていた。

コンペには毎年テーマが設定されているそうで、今年のテーマは「日本のご当地料理」。

明石の蛸めし、

浜松の羽根つき餃子、

岡山のデミカツ丼、

などのご当地グルメが渾身のクオリティで表現されている。展示を見に来ていた小学生ぐらいの女の子が食品サンプルを見つめながら「マジでガチやな……」と、そのリアルさにぼう然としていたのが印象的だった。作品を見ていると、口の中に唾液が溢れ、腹がギュルギュルと鳴る。

会場には全部で67作品が展示されており、ボリューム的にそのすべてをここで紹介することはできないが、私のお気に入りをいくつか紹介させていただきたい。

「瀬戸御膳」、

「はしだてオイルサーディン」、

「博多の肉ゴボー天うどん、かしわごはん」、

「チキン南蛮(宮崎県)」、

「ジャガバター(北海道)」

「茨城名物 水戸納豆」、

「ふるさとへ走る」、

「滋賀県の郷土料理 鮒寿司」、

「生姜が決め手!姫路おでん」、

「博多の食卓」、

どれもただ精巧だというだけじゃなく、食べ物の美味しさが脳にダイレクトに伝わってくるのだ。

中には「震災時の食卓」なんていう作品も。

こうして当時の記憶を留めておく上でも食品サンプルは役に立つのである。

すべて見た上で私が一番すごいと感じたのは、
「大阪モダン焼きとごはん(テイクアウトver)」

特にこの蓋の裏のリアリティよ!

感動した。お店に置かれるサンプルとしては表現されないであろう部分だからこそ面白い。

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ライター情報: スズキナオ

1979年生まれ水瓶座・A型。立ち飲みや無目的な街歩きが趣味。チミドロっていうテクノバンドをやっています!

コメント 1

  • 匿名さん 通報

    餃子とお好み焼きが秀逸に見える

    0
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