
全国35店を展開するたこ焼屋「元祖どないや」。そのなかでも、六本木に店を構える『どないやDINING 六本木店』では、セルフでたこ焼きが作れるメニューを展開している。

店長の宮腰さんいわく、「みんなでワイワイ楽しくタコ焼きを作ってもらいたいと思ったのが始まりですね」とのこと。お一人様からカップル、ファミリー、外国人観光客まで幅広く楽しめるお店だ。

実際に作ってみた
では、さっそく作ってみる。今回注文したのは通常のたこ焼き(12個900円)だが、別途チーズや明太子などトッピングを追加することも可能だ。最初に手渡されるのが、生地と具材(タコ・ねぎ・紅ショウガ)をセットにしたボックス。

まずはこの生地を鉄板に乗せていく。この時に“生地がくぼみからはみ出るくらいに入れる”のがポイント。

ちなみにこの生地、どないやオリジナルの製法で作られている。宮腰さんいわく、「オーパス・ワンのワインにクラシックを聞かせるように、実はこの生地にも漫才を聞かせているんです」とのこと。
これは、元祖どないやの代表取締役である藤末 雅彦さんが“音の力”を信じ、漫才や笑い声を聞かせることで、“食を通じて、お客様に笑顔をお届けしたい”と考えたことがきっかけだ。「本当に聞かせているのかな? と思ったんですが、実際に製造過程を見てみるとラジカセを置いて聞かせていましたね」と宮腰さん。藤末さんが好きな“なんばグランド花月”の漫才を聞かせ続けているそうだ。
生地をまんべんなく鉄板に乗せたら、次に具材を乗せていく。ここで好きなトッピングを追加してもOK。

そして、くぼみのふちが見えてきたら返しどき。はみ出ている部分を入れながら、回しつつひっくり返す。一見簡単そうに見えるかもしれないが、生地が柔らかいため意外と難易度が高い。でもそこが癖になるところでもある。実際にたこ焼きの練習をしに1人で訪れるお客さんもいるのだそう。

反対側も様子を見ながら周りの具を巻き込みつつひっくり返す。

そして完成。外皮はふわっと、中はトロ~リの絶妙な柔らかさを実現。素材だけに頼らず、焼き方にまでこだわるのが元祖どないや流なのだ。

最も人気の味付けは塩のみ。お好みでマヨネーズを組み合わせてもOK。生地には卵と小麦粉ベースに、カツオ節を中心とした数種類の調味料を加えたダシをブレンドされているので、コクがあり、タレなしでも十分美味しい。もちろん秘伝のソースでスタンダードな味付けにしてもよい。

インスタ映え抜群! とろっとろのチーズトッピング
宮腰さんによると、最も人気のトッピングがチーズなのだそう。生地に直接入れてもいいのだが、DINING 六本木店ではたこ焼きができあがった際に鉄板で溶けたチーズをのせてくれる。味もインスタ映えもばっちりだ。
チーズを鉄板で溶かして

焼き立てのたこ焼きにかける!

とろっとろのチーズトッピングは女性客を中心に人気が高い

カウンターに座れば、店員が作り方や焼き加減を教えてくれるので初心者でも心配無用。個室席もあるので、“タコ焼きパーティー”気分でワイワイ話しながら作ることもできる。19時のオープンに合わせて150円のハイボールも用意されているので、お酒とともに楽しみたい。

どないやDINING六本木店
・住所:東京都港区六本木3-8-11中島ビル1F
・Tel:03-3401-5825
・営業時間:19:00~翌6:00(月~土)(L.O.翌5:30)
【アドジックス】