中国で「山寨」(Shanzhai、さんさい)という言葉が流行している。政府の管轄が及ばない「無法地帯」という意味が転じ、コピー商品やパロディ商品を指すようになっている。
このブログはネットサーフィン中に、ソニーのPSPを模倣した商品を発見し、山寨文化について苦言を呈すものである。以下はそのブログより。
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 ネットサーフィンをしていると、偶然にもSONYのPSP(プレイステーション・ポータブル)の山寨(偽物、パクリの意)を発見した。その名もPOP、値段は188元(約2700円)であった。

 日本が研究・開発の末に生み出した製品を中国人がめちゃくちゃにしている。似せているのは外観だけで中身までは真似できていない。もし、我々にPSPのようなプラットフォームを作る技術があるならば、中国製の製品は世界中で大いに売れることであろうし、日本製品を駆逐することも出来ただろう。

 「山寨」は中国科学技術における主流になってしまったのだろうか?中国人の目には、海外ブランドは全て「山寨」としか見えなくなる日が来るかもしれないし、中国人にとって「山寨」こそが一流ブランドとなる日が来るかもしれない。

 中国人の祖先が最も得意としていたのは何か分かるだろうか?それは創造であり、発明である。かつて、日本は祖先が生み出した物事を学ぶ存在であったが、日本は「山寨」を中国から学ぶことはなかった。

 今日の中国人は小利のために祖先からの伝統を放棄し、模倣と偽造を行っている。科学技術の最も初めの段階は模倣からスタートするものではあるが、ステップアップしていくことが必要なのだ。
中国産「PSP」の広告には、「中国人の誇りが云々~」と記されていたが、中国人はこのまま驕り続けていくのだろうか。。。
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(出典:超神奇的博客 意訳編集)

 写真は本物のソニー・PSP(上)と中国製の山寨『POP』。(編集担当:畠山栄)

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