ライアン・レイノルズ主演で過激な暴力と下品なジョークを連発するマーベルの異色ヒーローを映画化した『デッドプール』(16)。原作に近いキャラクター描写を重視して、R指定の大人向けの内容にした結果、大当たりして、米21世紀フォックスの新たなドル箱映画となったが、21世紀フォックスとFXネットワーク傘下のFXX局でアニメドラマ化されることが決まったという。


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 E!Onlineによると、大人向けのアニメコメディとして製作されることが正式に発表されたとのことだ。映画『オデッセイ』(16)や『スパイダーマン:ホームカミング』(8月11日日本公開)の俳優ドナルド・グローヴァーが、海外ドラマ『Atlanta(原題)』のプロデューサーでドナルドの兄弟であるスティーヴン・グローヴァーと共に製作総指揮を務めるという。ボイスキャストについては発表されていない。10話構成で2018年に放送する予定になっているとのことだ。
 
 『デッドプール』のアニメ化により、米Fox系列の局でマーベルユニバースが拡大している。2017年には映画『美女と野獣』(17)のダン・スティーヴンス主演で、マーベルの『X‐MEN』シリーズと同じ世界観を持ちつつ、単独のストーリー展開となるミュータントドラマ『レギオン』が放送され、シーズン2の制作も決定した。
映画『X‐MEN』シリーズの流れを受ける新ドラマ『The Gifted(原題)』のシリーズ化もつい先日、決まったばかりだ。